活動記録
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学術活動

第69回日本透析医学会学術集会・総会

【演題名】フィラピー治療によるシャント血流量増加 ・PTA周期の延長の検証
発表内容はこちらから

①今回の学会・研修の内容

    今回の学会のテーマは、『前進 腎代替療法~次世代のinterprofessional academismを目指して~』です。腎不全の合併症からの救済・克服とQOLの向上を目指して血液浄化療法とその対象疾患の病因、病態に関する研究発表、情報の提供等を行っています。また、透析医療に関わる企業から最新の機械や機材の展示があり、見学することができます。

②今回の学会に参加した感想や印象に残った発表

 今回、私が行った研究はフィラピーという機械を用いてシャント血管に対して効果があるか検証を行ったものです。初めての研究発表でしたので、思うように研究が進まず躓くこともありましたが、上司や医師、他スタッフの協力があり無事最後まで終えることができました。発表の準備も一人では行き詰まることが多く、発表スライド作成の助力や予行演習など多くの人が関わり、より良い研究・発表をするためには多くの人の協力が必要だと実感しました。今回の研究を通して得た知識や、学会に参加して学んだことを今後の業務に活かしていきたいと思います。

蓮田一心会病院 星野匡也 帝京平成大学出身

第69回日本透析医学会学術集会・総会
第69回日本透析医学会学術集会・総会
第69回日本透析医学会学術集会・総会
第69回日本透析医学会学術集会・総会
第34回日本臨床工学技士会

【演題名】VA管理におけるタスクシフト・シェアの取り組み
発表内容はこちらから

①今回の学会・研修の内容

    今回の第34回日本臨床工学技士会の学会のテーマは「臨床工学の更なる極みへ~知識・技術のシンカ~」です。各施設、タスクシフト・シェアの取り組みがメインとなり新しい追加業務への報告が多くなっていました。これから臨床工学技士として「シンカ」が求められていると感じました。また北陸新幹線が福井県敦賀まで延伸され福井駅周辺も活気があり新しい街並みに「シンカ」されていると思いました。

②今回の学会に参加した感想や印象に残った発表

全体的にCEによるタスクシフト・シェアへの取り組みの発表が多かったと思います。特に手術室に関係するものが多く、スコープオペレーター業務や麻酔補助業務に取り組んでいる施設が多いと感じました。当院もスコープオペレーター業務を始めたので非常に参考になりました。総合病院で働くCEとして手術室への介入はこれから更に増えていくものだと思います。手術室の機器管理、スコープオペレーター業務、これから当院で始まる手術支援ロボットの管理業務を頑張りたいと思います。

津田沼中央総合病院 主任 林 伸哉 東京電子専門学校出身

第34回日本臨床工学技士会
第34回日本臨床工学技士会

2023年度上尾中央医科グループ臨床工学部学術活動まとめ

2023年度AMG臨床工学部学術活動一覧

2023年度は、上尾中央医科グループ臨床工学部スタッフから合計102件の学術活動が報告されました。
内訳としては、オーラル発表が47件、ポスター発表が16件、座長担当が5件、その他講師活動等が34件です。一覧はこちらから確認できます。

就活生の皆さんへ

「上尾中央医科グループ臨床工学部では、多くの学術活動を通じて社会貢献・キャリアアップできる環境があります。皆さんの挑戦をお待ちしています!

部会活動

災害ワーキンググループ

第1回災害対策プレゼンテーション 上尾中央総合病院

AMG臨床工学部災害対策ワーキンググループの主な活動内容として、被災状況を情報共有する目的で行っている情報伝達訓練があります。
そこに新たな活動を加え、第1回災害対策プレゼンテーションを開催いたしました。

災害時の避難・搬送や緊急性の高いトラブル(電気や医療ガス)にどう対策し工夫をしているか?自施設でどのように取り組んでいるのか?発表形式で共有することで、より良い「備え」が各施設で出来る一助になることを目的としました。
第1回は上尾中央総合病院の呼吸循環係と血液浄化係でそれぞれプレゼンテーションを行いました。被災時や機器トラブル時にいかに治療を安全かつ継続させることに的を絞った呼吸循環係、一方被災時に安全かつ正確に透析を離脱させ速やかに患者避難・搬送を可能にする工夫に着目した血液浄化係。双方の業務柄や安全面の考慮、患者管理の違いが出た発表となり、大変興味深く寄せられた質問も多く盛り上がりを見せました。

上尾中央総合病院 呼吸循環係 主任 青木 暢 東京電子専門学校出身

災害ワーキンググループ
災害ワーキンググループ
災害ワーキンググループ
災害ワーキンググループ

血管造影室ワーキンググループ

上尾中央医科グループ(以下、AMG)臨床工学部では、以下4施設にて血管造影室業務を実施しています(2023年3月現在)。

上尾中央総合病院(埼玉県上尾市)
彩の国東大宮メディカルセンター(埼玉県さいたま市)
三郷中央総合病院(埼玉県三郷市)
柏厚生総合病院(千葉県柏市)

血管造影室における業務は臨床工学技士の中でも施設間で働き方が大きく異なる業務であり、AMGグループの各施設が特色を持って業務に取り組んでおります。関東を中心に展開するグループ病院という特徴を活かし、他施設の事を知り自施設に取り入れることで質の向上を目指して次世代への教育につなげています。

若手を主体したグループの中でテーマを決めて活動し、その取り組みを日本中に発信する事を最終的な目的とし、血管造影室ワーキンググループ(以下WG)が発足しました。

カテワーキンググループ

※各施設の所在と位置付け

カテワーキンググループ

※集合型で実施した会議の様子

カテワーキンググループ

※各施設に実施したアンケート結果(日本臨床工学技士会発表)

カテワーキンググループ

※実施したSTENT勉強会資料

現在までの主な活動内容

  • 毎月一回のミーティング及び各施設で経験した症例の検討会
  • 各施設が担当を持ち回りで勉強会を開催(役割・教育・デバイス関連・イメージング)
  • 上尾中央総合病院での治療をライブ配信し、メディカルスタッフでディスカッション
  • 学会発表(日本臨床工学技士会にて発表済み)

発足初年度はコロナ禍の状況も相まって、ZOOMでの開催がメインとなっていますが、活発な活動を実施してきました。発足二年目となる今年度はZOOMと集合型会議のハイブリッド開催を運用し、より活発な活動をしていきたいと考えております。

上尾中央総合病院 臨床工学技士 渡邉 文武 東北文化学園専門学校 (現)東北文化学園大学出身

災害訓練

防災訓練 エイトナインクリニック

12月16日に地震と火災を想定した防災訓練を実施しました。今回の訓練では「各々が災害時の役割を再確認する」をテーマに準備を行い訓練に臨みました。訓練後、以前よりも連携が取れて動きが良くなっているとの総評を頂きました。また、参加したスタッフからも非常に有意義な訓練になったとの声が上がりました。

防災訓練時には消火訓練も行っています。初期消火の段階で鎮火出来れば避難は必要なくなる為、初期消火は非常に重要です。

AMGグループの臨床工学部では災害ワーキンググループを発足しており、災害被災時の物品、機器、スタッフの補充など、透析、カテーテル分野等、各セクションで有事の際にいち早く連携を取り、早急に医療体制を整えるように日々活動しています。しかし、災害被災時にはまず各々の施設での対応が必要になります。様々な取り組みから自施設での災害対策をより強固なものとし、グループ内での支援に繋げられるように進めて行きたいと考えています。

上尾中央総合病院附属エイトナインクリニック 係長 室橋 暁 大阪滋慶学園大阪ハイテクノロジー専門学校出身

防災訓練
防災訓練
防災訓練
防災訓練

無線訓練

デジタル無線訓練の必要性と訓練現状について

災害時はなによりも早期に対応することが大切になってきます。
そのため通信網の確保は最重要事項と言っても過言ではありません。
東日本大震災では地震や津波の影響により、最大120万を超える加入電話に障害が発生するなど、ライフラインである情報通信ネットワークに大きな被害が発生し、救援・復旧活動等に支障が生じました。
上尾中央医科グループ(以下、AMG)臨床工学部では東日本大震災を教訓として、2016年から上尾中央総合病院を中心とした近隣の下記AMG透析施設にてデジタル無線訓練をおこなっています。

  • 上尾中央総合病院
  • 上尾中央第二病院
  • 上尾中央腎クリニック
  • 西大宮腎クリニック
  • エイトナインクリニック
  • 伊奈病院
  • 白岡中央総合病院
  • 蓮田一心会病院
  • トータルメディカルSPD(AMG物品倉庫)

デジタル無線訓練は埼玉県透析災害対策協議会主催のMCA無線訓練に併せて、年間4回おこなっています。また、上尾中央総合病院ではスタッフ全体のデジタル無線訓練の熟練度向上と、苦手意識克服のため、看護師と臨床工学技士が共同で無線応答と書記を行っています。
訓練では、各施設の施設被害状況・患者依頼人数・患者受け入れ人数を報告・共有し、グループ病院の特色を生かしたスムーズな患者移送ができるようにおこなっています。
今後も、発災時に迅速な対応ができるように訓練を重ねていきたいと考えています。

上尾中央総合病院 血液浄化係 小澤 正宜 帝京平成大学出身

無線訓練
無線訓練
無線訓練
無線訓練

その他

エイトナインクリニック防犯訓練を終えて

近年、通り魔や弱者を狙った事件が増えています。
当クリニックにおいても、不審者等の犯罪から患者様ならびに職員の安全を守るため、常にセキュリティシステムが働いていますが治療中、防犯カメラの画像を常に監視するわけにもいかず、また構造上、2階に治療室があるため、治療時間は出入口、一階フロアーは手薄な状態となります。
そこで、より安全なクリニックを目指して、各方面にご協力して頂き今回の訓練を開催しました。
上尾警察署から講師の方2名をお招きし、実技も交えて不審者、部外者へ対する初期対応、護身術、さすまたの使い方など1時間程の講義を行って頂きました。
参加者からは、大変に有意義だったとの声が多数上がっていました。
今後もこのような訓練を定期的に開催して、より安全なクリニックを目指して行きたいと考えております。

上尾中央総合病院附属エイトナインクリニック 防火防災管理者 室橋 暁 大阪滋慶学園 大阪ハイテクノロジー専門学校出身

エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて

研修活動

新人研修

AMG臨床工学部 2024年度 新入職員研修会

AMG入職式を終え、臨床工学部による新入職員研修に参加しました。
プロフェッショナルとして関わる先輩方から各施設の業務内容や臨床工学部としての取り組みについて説明を受け、改めて臨床工学技士としての自覚を持つことができました。AMGは各施設間・臨床工学部同士のつながりを持てる環境が整っており、そのような中で臨床工学技士として貢献していくために努力を重ねていきたいと強く感じました。AMGの理念である「愛し愛される病院・施設」、臨床工学部の理念である「信頼され選ばれる臨床工学部」この2つの理念のもと精進して参ります。

三郷中央総合病院 循環器部門 大谷颯 北海道科学大学出身

2024年度臨床工学部新入職員研修会
2024年度臨床工学部新入職員研修会
2024年度臨床工学部新入職員研修会
2024年度臨床工学部新入職員研修会
2024年度臨床工学部新入職員研修会
2024年度臨床工学部新入職員研修会

リフレッシュ研修会

2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)

今回の研修では、4~5名の班に分かれ、5つの課題に取り組み、課題の順位で「選べる昼食」を作りました。まず、班ごとに分かれ、リーダーを中心に自己紹介を行い、その後似顔絵を描くなどの課題に取り組み、4課題目までの順位でカレー・シチュー・ハヤシライス・豚汁などの中から班ごとに料理を決定しました。最終課題の「火起こし」では、炭に火をつける速さを競い、こちらも順位に応じておかずを決めることができ、料理作製後は青木部長に全ての班の料理を食べてもらい、順位を決めてもらいました。他院の同期との交流を深め、課題をこなすことで知識を増やすことができました。

今回の研修に参加し、新入職研修以来久しぶりに他施設の同期の方と話すことができました。また、研修時には今まで話した事のない方とも話すことができ、とても良い機会になりました。課題や昼食作りの際には、リーダーを中心に班員全員で意見を出し合い話し合う事で、チームワークの大切さを改めて感じることができました。リフレッシュも兼ねていい研修になったと思います。

三郷中央総合病院 柏木 寿人 国際メディカル専門学校出身

2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)

3〜5年目研修

2023年度上尾中央医科グループ臨床工学部3~5年目研修
①今回の学会・研修の内容

入職から3~5年目の職員を対象とした研修に参加しました。第一課題と第二課題と課題が用意されており第一課題では①各施設の自由なアピール②現在自分が取り組んでいること任されていること③今後取り組んでいきたいことや今後の理想について①から③の項目について各施設1人2分ほど発表をしました。第二課題では、「主任職に魅力はあるのか」をテーマに5人1班で肯定派と否定派各3班ずつのチームに分かれてディベートをおこないました。班内で発表者、書記が決まっておりその2人を中心に、まず班内で意見を出しその後肯定派否定派の発表者を代表として議論反論をしました。最後に各チームの講師の方に勝者を決めていただき勝った方がその勝った意見を発表しました。

②今回の研修に参加した感想や印象に残った発表

第一課題で各施設のアピールポイント、各自の取り組みから他施設の動向を知ることができ、自分自身の仕事に対する考え方や姿勢の再確認、今後臨床工学技士としての目標を定めていくのに十分な発表になったと感じました。第二課題のディベートでは肯定派になり結果からすると負けてしまいましたがチームでの議論、反対意見をいかにしてこちらに有利な状況に変えていけるか困難な状況が続くことが多く意見を通していくのがいかに大変であるかを痛感しました。また、自施設のアピール、各自のアピール、ディベートを通してこれから先役職を持つことで必要になる話す能力や意見をまとめあげていく力を培っていくのに十分な研修であったと感じました。

笛吹中央病院 坂本 和紀 日本医療科学大学出身

3〜5年目研修
3〜5年目研修
3〜5年目研修
3〜5年目研修