活動記録
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学術活動

第59会AMG学会

【演題名】ニプロ社製逆止弁付穿刺針シールタッチカニューラの評価検討
発表内容はこちらから

①今回の学会・研修の内容

    今回の学会のテーマは、「今こそ新しい時代に踏み出そう、愛される医療・介護」です。
    昨今、社会情勢や医療業界が変化していく中、「患者様のための医療」を踏まえて愛される医療・介護を実現するために、他施設・他職種の見識を深めていき、技術向上に向けて進んでいかなくてはなりません。
    本学会では、医療・介護の質の向上に向けて職員同士の業務内容を理解し、これからの時代の医療に対する新たな業務開拓や医療技術向上に向けた見識を深める学会になっています。

②今回の学会に参加した感想や印象に残った発表

今回のAMG学会もweb開催でした。実際にその場で情報交換や見識を深め合うことが出来ず残念ですが、動画を視聴してとても興味深い発表が多くありました。これからの医療・介護の発展に繋げていきたいと思いました。
学会のテーマである「今こそ新しい時代に踏み出そう、愛される医療・介護」とあるように、2024年度より医療や介護に様々な改定が予定されてます。それに伴い、私たち医療従事者は柔軟に対応していかなくてはなりません。動画視聴を経て、各学部より様々な観点から今後の医療の質の向上に向けて見識を広げ深めていき、役に立てるように努めていきたいと思っています。

上尾中央第二病院 澤向菜々恵 東京医薬看護専門学校出身

第59会AMG学会

録音中

第59会AMG学会

録音中

第59会AMG学会

部署内発表

第59会AMG学会

AMG学会視聴中

部会活動

災害ワーキンググループ

上尾中央医科グループ(以下、AMG)は、関東圏に所在する AMG 施設において大規模災害発生時、被災施設への人的・物的支援など、安定した医療提供を図ることを目的に2016年7月にAMG-ME研究会災害対策ワーキンググループ(以下、WG)を発足しました。

災害ワーキンググループ

具体的な活動内容は地震、停電、台風被害、雪害などを想定した減災対応について検討したり、グループ病院の特色を生かし、各施設における災害時の対応事例や問題点、備蓄品などの情報の共有を行っています。災害時は遠距離における情報伝達手段の確立を目的とし、メールやFAXでの情報伝達訓練を行っています。また院内PC、ネットワーク回線が使用不可となった場合を想定し、個人携帯電話でのGoogleドライブやLINEを活用した訓練を実施しています。
私たち災害WGでは上記の様な活動内容をより多くの方に知っていただける様、色々な学会で報告しています。

災害ワーキンググループ
災害ワーキンググループ

訓練に使用する入力フォーム

グループとして安定した医療の提供、対策、連携を図るために活動を続けていきます。

三郷中央総合病院 臨床工学技士 木村 勇人 日本工学院専門学校出身

血管造影室ワーキンググループ

上尾中央医科グループ(以下、AMG)臨床工学部では、以下4施設にて血管造影室業務を実施しています(2023年3月現在)。

上尾中央総合病院(埼玉県上尾市)
彩の国東大宮メディカルセンター(埼玉県さいたま市)
三郷中央総合病院(埼玉県三郷市)
柏厚生総合病院(千葉県柏市)

血管造影室における業務は臨床工学技士の中でも施設間で働き方が大きく異なる業務であり、AMGグループの各施設が特色を持って業務に取り組んでおります。関東を中心に展開するグループ病院という特徴を活かし、他施設の事を知り自施設に取り入れることで質の向上を目指して次世代への教育につなげています。

若手を主体したグループの中でテーマを決めて活動し、その取り組みを日本中に発信する事を最終的な目的とし、血管造影室ワーキンググループ(以下WG)が発足しました。

カテワーキンググループ

※各施設の所在と位置付け

カテワーキンググループ

※集合型で実施した会議の様子

カテワーキンググループ

※各施設に実施したアンケート結果(日本臨床工学技士会発表)

カテワーキンググループ

※実施したSTENT勉強会資料

現在までの主な活動内容

  • 毎月一回のミーティング及び各施設で経験した症例の検討会
  • 各施設が担当を持ち回りで勉強会を開催(役割・教育・デバイス関連・イメージング)
  • 上尾中央総合病院での治療をライブ配信し、メディカルスタッフでディスカッション
  • 学会発表(日本臨床工学技士会にて発表済み)

発足初年度はコロナ禍の状況も相まって、ZOOMでの開催がメインとなっていますが、活発な活動を実施してきました。発足二年目となる今年度はZOOMと集合型会議のハイブリッド開催を運用し、より活発な活動をしていきたいと考えております。

上尾中央総合病院 臨床工学技士 渡邉 文武 東北文化学園専門学校 (現)東北文化学園大学出身

災害訓練

防災訓練 エイトナインクリニック

12月16日に地震と火災を想定した防災訓練を実施しました。今回の訓練では「各々が災害時の役割を再確認する」をテーマに準備を行い訓練に臨みました。訓練後、以前よりも連携が取れて動きが良くなっているとの総評を頂きました。また、参加したスタッフからも非常に有意義な訓練になったとの声が上がりました。

防災訓練時には消火訓練も行っています。初期消火の段階で鎮火出来れば避難は必要なくなる為、初期消火は非常に重要です。

AMGグループの臨床工学部では災害ワーキンググループを発足しており、災害被災時の物品、機器、スタッフの補充など、透析、カテーテル分野等、各セクションで有事の際にいち早く連携を取り、早急に医療体制を整えるように日々活動しています。しかし、災害被災時にはまず各々の施設での対応が必要になります。様々な取り組みから自施設での災害対策をより強固なものとし、グループ内での支援に繋げられるように進めて行きたいと考えています。

上尾中央総合病院附属エイトナインクリニック 係長 室橋 暁 大阪滋慶学園大阪ハイテクノロジー専門学校出身

防災訓練
防災訓練
防災訓練
防災訓練

無線訓練

デジタル無線訓練の必要性と訓練現状について

災害時はなによりも早期に対応することが大切になってきます。
そのため通信網の確保は最重要事項と言っても過言ではありません。
東日本大震災では地震や津波の影響により、最大120万を超える加入電話に障害が発生するなど、ライフラインである情報通信ネットワークに大きな被害が発生し、救援・復旧活動等に支障が生じました。
上尾中央医科グループ(以下、AMG)臨床工学部では東日本大震災を教訓として、2016年から上尾中央総合病院を中心とした近隣の下記AMG透析施設にてデジタル無線訓練をおこなっています。

  • 上尾中央総合病院
  • 上尾中央第二病院
  • 上尾中央腎クリニック
  • 西大宮腎クリニック
  • エイトナインクリニック
  • 伊奈病院
  • 白岡中央総合病院
  • 蓮田一心会病院
  • トータルメディカルSPD(AMG物品倉庫)

デジタル無線訓練は埼玉県透析災害対策協議会主催のMCA無線訓練に併せて、年間4回おこなっています。また、上尾中央総合病院ではスタッフ全体のデジタル無線訓練の熟練度向上と、苦手意識克服のため、看護師と臨床工学技士が共同で無線応答と書記を行っています。
訓練では、各施設の施設被害状況・患者依頼人数・患者受け入れ人数を報告・共有し、グループ病院の特色を生かしたスムーズな患者移送ができるようにおこなっています。
今後も、発災時に迅速な対応ができるように訓練を重ねていきたいと考えています。

上尾中央総合病院 血液浄化係 小澤 正宜 帝京平成大学出身

無線訓練
無線訓練
無線訓練
無線訓練

その他

エイトナインクリニック防犯訓練を終えて

近年、通り魔や弱者を狙った事件が増えています。
当クリニックにおいても、不審者等の犯罪から患者様ならびに職員の安全を守るため、常にセキュリティシステムが働いていますが治療中、防犯カメラの画像を常に監視するわけにもいかず、また構造上、2階に治療室があるため、治療時間は出入口、一階フロアーは手薄な状態となります。
そこで、より安全なクリニックを目指して、各方面にご協力して頂き今回の訓練を開催しました。
上尾警察署から講師の方2名をお招きし、実技も交えて不審者、部外者へ対する初期対応、護身術、さすまたの使い方など1時間程の講義を行って頂きました。
参加者からは、大変に有意義だったとの声が多数上がっていました。
今後もこのような訓練を定期的に開催して、より安全なクリニックを目指して行きたいと考えております。

上尾中央総合病院附属エイトナインクリニック 防火防災管理者 室橋 暁 大阪滋慶学園 大阪ハイテクノロジー専門学校出身

エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて
エイトナインクリニック防犯訓練を終えて

研修活動

新人研修

AMG臨床工学部 2023年度 新入職員研修会

上尾中央医科グループ(以下AMG)臨床工学部では、4月に新入職員研修会を開催しました。今回の研修会では31名の新入職員がAMG臨床工学部の一員として歩み始めました。

<新人研修及び決意表明を終えて>

AMG入職式を終え、臨床工学部による新入職員研修に参加しました。
グループ内の各病院が得意としている臨床業務に、エキスパートとして関わる先輩方の業務紹介を受け、改めて臨床工学技士の業務の多様さと専門性を感じました。
AMGの強みである多様な業務において様々な活躍をする臨床工学技士が在籍していること、そして同職種間で横の繋がりを持てる環境があることの貴重さを感じ、より高度で良質な医療を提供するために努力する重要性を学ばせて頂きました。

上尾中央第二病院 臨床工学科 安野 大貴 埼玉医科大学出身

2022年度臨床工学部新入職員研修会
2022年度臨床工学部新入職員研修会
2022年度臨床工学部新入職員研修会
2022年度臨床工学部新入職員研修会

リフレッシュ研修会

2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)

今回の研修では、4~5名の班に分かれ、5つの課題に取り組み、課題の順位で「選べる昼食」を作りました。まず、班ごとに分かれ、リーダーを中心に自己紹介を行い、その後似顔絵を描くなどの課題に取り組み、4課題目までの順位でカレー・シチュー・ハヤシライス・豚汁などの中から班ごとに料理を決定しました。最終課題の「火起こし」では、炭に火をつける速さを競い、こちらも順位に応じておかずを決めることができ、料理作製後は青木部長に全ての班の料理を食べてもらい、順位を決めてもらいました。他院の同期との交流を深め、課題をこなすことで知識を増やすことができました。

今回の研修に参加し、新入職研修以来久しぶりに他施設の同期の方と話すことができました。また、研修時には今まで話した事のない方とも話すことができ、とても良い機会になりました。課題や昼食作りの際には、リーダーを中心に班員全員で意見を出し合い話し合う事で、チームワークの大切さを改めて感じることができました。リフレッシュも兼ねていい研修になったと思います。

三郷中央総合病院 柏木 寿人 国際メディカル専門学校出身

2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)
2023年度リフレッシュ研修会(2023年度入職対象)

3〜5年目研修

2023年度上尾中央医科グループ臨床工学部3~5年目研修
①今回の学会・研修の内容

入職から3~5年目の職員を対象とした研修に参加しました。第一課題と第二課題と課題が用意されており第一課題では①各施設の自由なアピール②現在自分が取り組んでいること任されていること③今後取り組んでいきたいことや今後の理想について①から③の項目について各施設1人2分ほど発表をしました。第二課題では、「主任職に魅力はあるのか」をテーマに5人1班で肯定派と否定派各3班ずつのチームに分かれてディベートをおこないました。班内で発表者、書記が決まっておりその2人を中心に、まず班内で意見を出しその後肯定派否定派の発表者を代表として議論反論をしました。最後に各チームの講師の方に勝者を決めていただき勝った方がその勝った意見を発表しました。

②今回の研修に参加した感想や印象に残った発表

第一課題で各施設のアピールポイント、各自の取り組みから他施設の動向を知ることができ、自分自身の仕事に対する考え方や姿勢の再確認、今後臨床工学技士としての目標を定めていくのに十分な発表になったと感じました。第二課題のディベートでは肯定派になり結果からすると負けてしまいましたがチームでの議論、反対意見をいかにしてこちらに有利な状況に変えていけるか困難な状況が続くことが多く意見を通していくのがいかに大変であるかを痛感しました。また、自施設のアピール、各自のアピール、ディベートを通してこれから先役職を持つことで必要になる話す能力や意見をまとめあげていく力を培っていくのに十分な研修であったと感じました。

笛吹中央病院 坂本 和紀 日本医療科学大学出身

3〜5年目研修
3〜5年目研修
3〜5年目研修
3〜5年目研修