ごあいさつ
昨今の医療・介護の診療報酬改訂においては、より質の高い栄養管理が評価され管理栄養士の活動に期待が高まっています。急性期においては、特定集中治療室での早期からの栄養介入、更には術前から術後へとシームレスな周術期の栄養管理の実施、回復期においては、リハビリとのコラボによるサルコペニア予防に重点をおいた栄養管理、慢性期や施設では、摂食嚥下支援からの経口移行や褥瘡予防の栄養管理の充実により、患者さん、利用者さんの予後を改善、QOL向上へと私達栄養部は、各分野で専門性を遺憾なく発揮しています。
また、これらの栄養管理を調理師・調理員と協働し、たくさんのアイデア・工夫の中で「食」を通して支えています。コロナ禍の中で、食に対する考え方も多様化していることを感じます。
病棟への専任配置やミールラウンドにおいて、より高いスキルの中でエビデンスに基づいた積極的な改善の提案ができるよう「栄養塾」と称した独自の研修内容を組み込み教育体制を強化しています。
また、毎年栄養部内で学術発表会を開催し、各病院、施設が学会で発表した臨床の成果や取り組み内容を皆で共有し、次年度の学会発表へのスキルアップに生かしています。
今後は「栄養部のキャリアパス」の構築を進め、個々を大事にし、医療、介護の求められる変化に柔軟性を持ち、そこから新しい栄養管理を生み出せる逞しい人材を育てていきたいと考えています。
栄養部理念
「食を通じ、人々に笑顔を与え続ける」
2022年度方針「創造」
視野の拡大とイノベーション思考による組織作りと持続可能な栄養管理システムを提供する。
~技術とアイデアと結果をつなぐ~
2022年度目標
- 栄養管理における臨床アウトカム評価の推進
- キャリアパス作成に基づいた教育体制の構築
- 発想力を生かしたWG及び次世代の活動支援
研修関連
病院・施設合同栄養研究会
病院栄養研究会
施設栄養研究会
2022年度研修計画
- 新人教育(入職時)
- 学術発表会
- 栄養塾(2回開催)
- 臨床栄養管理研修
- 調理師実践研修
- 新人フォローアップ研修
2022年度事業計画
- 食事満足度調査(2回実施)
- 四半期毎目標集計
職員数(令和4年4月末現在)
栄養部職員 |
男性 37名 女性 211名 |
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