AMG看護本部
糖尿病看護
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糖尿病看護

糖尿病発症予防から合併症まで患者・家族の方々の療養生活を支援しています。糖尿病療養に関わるスタッフの相談や指導。糖尿病教室の企画実施。一般の方々に糖尿病について啓蒙活動を行っています。

病院別 資格取得者数

上尾中央総合病院:1名 認定看護師
白岡中央総合病院:1名 認定看護師
彩の国東大宮
メディカルセンター
:1名
認定看護師
三郷中央総合病院:1名 認定看護師

コンサルテーション例

糖尿病療養患者指導

  • 生活習慣の振り返り
  • 生活環境の整備
  • インスリン導入
  • 血糖測定指導
  • フットケア指導
  • デンタルケア指導など
  • 栄養・運動・薬物療養に関する指導など

糖尿病教育

  • 糖尿病教室の企画・運営 (患者・家族対象)
  • スタッフ指導(インスリン注射指導など)
  • 血糖測定器に関する相談
  • インスリン持続注入器に関する相談
  • 糖尿病教育に関する資材
  • 研修会・学会の企画・実施・案内など

啓蒙活動

  • 市民公開で糖尿病についての相談
  • 情報提供

このほかニーズに合わせた研修会なども可能です。
現場でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

認定看護師 活動報告

2023年10月紹介 糖尿病看護認定看護師

認定看護師

三郷中央総合病院外来で勤務しています。
糖尿病看護認定看護師資格を2004年取得しました。
糖尿病患者・家族に糖尿病療養支援を実践しています。
療養支援は個室を確保して外来診察室で実施、毎月の療養支援患者は250~300人で増加傾向にあります。
2022年度の療養支援総数は3,253件でした。
外来在宅自己注射導入は249件で療養環境を変えることなく、入院せず導入できることで患者ニーズは高くなっています。
今年度から透析患者の療養支援は、糖尿病療養指導士が担当し分担することができました。
療養支援では日々患者の状況は変化しています。
糖尿病医療も進化して最新の情報提供し患者・家族のニーズにそった対応が必要になっています。
リアルタイムCGM導入し患者の血糖の動向の把握が可能になりましたし、血糖測定器も日々進化しています。
患者のライフスタイルにあった血糖測定器の選択も必須になっています。
今年度からDexcomG6の導入に準備の段階から多職種連携し踏み切ることができました。
血糖測定器が携帯電話と連携できるようになりデーター管理も可能になっています。
私自身は後れを取らず日々自己研鑽して知りえた情報は、惜しみなく患者家族に提供し療養支援の糧になりました。
今後は、糖尿病療養支援が必要な患者・家族に支援できる看護師の育成をし、糖尿病患者・家族が気軽に相談できる糖尿病療養支援室を設立したい。そのためには糖尿病療養支援の実績を理解していただき療養支援室の確保が課題である。
AMGには4人の糖尿病看護認定看護師と連携し切磋琢磨して貢献していきたいと考えています。

三郷中央総合病院  吉田 かおり

2021年2月紹介

糖尿病看護
糖尿病療養支援チーム

 当院の糖尿病療養支援チームをご紹介します。
糖尿病看護認定看護師資格を取得し、チームで患者を支援できるように、糖尿病療養指導士を取得できる環境作りを行ってきました。
我国の糖尿病患者数は、生活習慣と社会環境の変化に伴って急速に増加しています。糖尿病治療の成否の鍵は多職種が連携するチーム医療がにぎるといわれています。糖尿病に関する正しい知識の普及と啓蒙、患者が糖尿病に関連した合併症の発症・進行を阻止し、健康な人と変わらない生活を送るために、2018年に糖尿病療養支援チームを立ち上げました。

 当院のチームは、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・臨床検査技師の多職種で構成しています。日本糖尿病療養指導士・埼玉県糖尿病相談員の資格を有し、高度でかつ幅広い専門知識を持ち、患者のセルフケアを支援しています。

 活動内容は、糖尿病血糖コントロール入院患者の支援、外来での継続的支援を行っています。また、過去の実績として「市民公開講座」や、近隣施設と協同し、地域住民を対象とした「糖尿病講座」を5回、シリーズ化して実施しました。「糖尿病講座」は地域の方に好評でしたので各講座のタイトルと職種をご紹介します。

<糖尿病講座>
第1回 (看護師)
「実ははこんなに怖い糖尿病、あなたの心配に専門看護師がお応えします」

第2回 (管理栄養士)
「見て見ぬ振りするとあとが怖いよ糖尿病。振り返ろう自分の食事!教えてあげよう身近な人の食事!」

第3回 (薬剤師)
「見つけよう!あなたに合った薬物治療、お薬もオーダーメイドな時代です」

第4回 (理学療法士)
「一石十鳥、実はこれだけ!運動療法!」

第5回 (臨床検査技師)
「断食しても無駄、侮れない検査の話」

透析看護
過去の「糖尿病講座」の様子

この様にどの回もキャッチーなタイトルとなっています。今後も糖尿病療養支援チーム一丸となり、通院患者や地域住民の糖尿病発症および糖尿病重症予防に努めていきたいと思います。

白岡中央総合病院  坂本 美紀

2018年4月紹介

糖尿病看護

当院に入職してから、多くの糖尿病患者さんの指導に関わる機会がありました。お会いする患者さんの中には、合併症の危険性が高く、気づかない状況で過ごされる方も多くいらっしゃいます。早期の対応、予防をおこなう事で重症化は免れますが、入職当時の私の知識や立場では生活習慣、予防活動、健康教育支援を十分に行う事は難しい状況でした。
専門性の知識の充実を図りたい思いで、2017年に認定看護師の資格を取得しました。
教育課程の場では「生活を知る事」「チームで共有する事」の重要性を改めて感じ、一人ひとりに応じたオーダーメイドの指導の工夫が必要と感じました。
日常生活と治療が密接な関係にある糖尿病患者さんが、より良い療養生活が送れるように、多職種と協働し療養支援を行っていきたいと思います。

彩の国東大宮メディカルセンター  飯島 香織

2017年9月紹介

現在、糖尿病看護認定看護師は、AMG内に4名在籍しており各病院において活動しています。私自身も来年15年目の認定看護師として更新の時期を迎えようとしています。糖尿病療養に関する最新の情報にも目を向け、患者さんやご家族に適切な指導、情報提供ができるよう心掛けています。
私の在籍する三郷中央総合病院では、FGM(Flash Glucose Monitoring)が2016年5月に国内で認可され翌年9月1日に保険適応になったことから導入準備を行っています。導入にあたり、実際にセンサーを装着するという経験をしましたので、報告させていただきます。
FGMいわゆる持続血糖測定器は、2週間センサーを上腕に貼ったまま15分毎にタイムリーに血糖の状況が把握でき、入浴も水泳も可能というものです。血糖測定は、採血という苦痛を伴うものでしたが、痛みが無く血糖測定ができて、洋服の上からでも器械をかざすだけで測定ができます。療養指導時に、実際に情報提供させていただき、糖尿病患者さんからもニーズは高く保険適応の時期を待っていました。登院では、院内でのスタッフ研修を行い備品が整い次第導入していく計画を立てています。
最新の情報を提供しつつ、患者さんから得られる情報が多く、自己研鑽を怠らず前向きに患者さんと向き合っていきたいと思います。これからも患者さんと共に泣いたり笑ったり、時には厳しく叱咤激励の言葉を送りながら、「また外来で待っていますから」と元気に声をかけていきたいと思っています。

AMGの糖尿病看護認定看護師

上尾中央総合病院・・加藤牧子
白岡中央総合病院・・坂本美紀
彩の国 東大宮メディカルセンター・・飯島香織
三郷中央総合病院・・吉田かおり
よろしくお願いします。

三郷中央総合病院  吉田 かおり

2016年9月紹介

糖尿病看護

糖尿病看護認定看護師は、糖尿病発症予防から合併症まで、患者・家族の方々の療養生活の支援を行います。生涯に渡りセルフケアが必要で、個々のライフスタイルに合わせ、身体状況やそれに伴う心理状態、変化する発達段階・発達課題に応じてアセスメントを行います。そして、その人らしく健やかな生活を継続できるように、セルフケアや療養生活を支援します。
当院では、SAP(Sensor Augmented Pump)療法を導入しており、これは パーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法です。
インスリンポンプ療法とは、健康な方のすい臓の働きに近い状態にする、つまり血糖を正常に保つために分泌されている少量のインスリン(基礎インスリン)を、24時間連続的に注入するだけでなく、食事にあわせて必要なインスリン(追加インスリン)を比較的簡単"なボタン操作で注入することが可能です。皮下に留置された細いカニューレと注入セットを通してインスリンを注入し、患者さまが注入するインスリンの量を変えることができます。
CSIIでは、食事摂取や運動プログラムにもとづいてインスリン用量を調節する。インスリンポンプを使用する場合も、1日を通じて血糖の状態をみる必要がある。
CGM(持続グルコース測定)とはお腹などの皮下組織に専用のセンサを装着し、連続的に皮下のグルコース(ブドウ糖)濃度を記録する方法です。今まで一般に用いられてきた1日に数回の自己血糖測定器による測定に比べ、測定回数が格段に多いことが特徴です。グルコース濃度の推移(変動)を見ることができるため、より適切で安全な糖尿病治療を行うための指標となることが期待されています。厳密には血糖値を測定するものではありませんので、自己血糖測定器で得られた測定値を機器に入力して補正することが必要です。この機器で測定した値は、血糖値とよく相関することが確認されていますので、実際の血糖値の変動をシミュレーションするものとして利用されます。データを読みやすいグラフや表で表示することができ、主治医による解析を容易にしています。
SAP療法では、CGMで測定されたセンサグルコース値がリアルタイムでインスリンポンプのモニタ画面に表示されるため、自身で血糖変動を随時確認することができます。センサグルコース値が一定の範囲を超えて上昇また低下した場合には、アラート(音やバイブでお知らせする)機能が、血糖コントロールをサポートします。
これらの新しい治療法の導入により、ライフスタイルの合わせた血糖コントロールが期待されます。それらの知識・技術を用いて、患者様へ適切な情報提供や療養生活の支援を行います。

上尾中央総合病院  加藤 牧子

2015年10月紹介

糖尿病看護

糖尿病看護認定看護師からメッセージ

糖尿病看護認定看護師がAMGに3人になりました長年にわたり糖尿病看護認定看護師1人だったので、AMG認定看護師研究会でも淋しい思いでおりましたが、情報の共有や交換を行いながら、交流を深めて日々の療養指導等に携わっていきたいと思っています。
まだ、3人揃っての顔合わせや活動はまだ出来ていません。
しかしながら、糖尿病看護に関しては熱いものがあります。
2型糖尿病・1型糖尿病・妊娠糖尿病・糖尿病合併妊婦の方の療養生活を調整しより良い生活環境になるように療養指導を外来・病棟とわず実践しています。
糖尿病の情報を、地域の方々に市民祭りや地域交流会等に出向き啓蒙活動を行う事で初期症状のない糖尿病の早期発見「まず病院に・・」「まず健康診断に・・」受診行動につなげる事ができました。
AMGグループ内外(看護学校含む)の糖尿病教育に関する事での講師依頼があり講義を実践しています糖尿病は完治することはなく、長期にわたって療養生活を支援していくことが重要であり、患者1人ではなく取り巻く環境因子にも視点をおいて介入しています療養指導では、患者と共に泣いたり・笑ったり・喜んだり・時には厳しく叱咤激励の日々を送りながら、「また外来で待ってますから」一言を患者に声掛けながら日々過ごしています。
AMG内の糖尿病看護認定看護師は、他の分野の認定看護師より少数精鋭で頑張っていきます。
上尾中央総合病院・・加藤牧子
白岡中央総合病院・・坂本美紀
三郷中央総合病院・・吉田かおり
糖尿病看護認定看護師です。よろしくお願いします。

2015年02月紹介

糖尿病看護

2型糖尿病は普段からの生活習慣が引き金となる「生活習慣病」のひとつで、糖尿病を治療せずに放置すると様々な合併症を引き起こします。
糖尿病治療の目標は、糖尿病症状を取り除くことはもとより、糖尿病に特徴的な合併症、糖尿病に併発しやすい合併症の発症や増悪を防ぎ、健康人と同様な日常生活の質を保ち、健康人と変わらない寿命を全うすることとしています。
私は現在内科外来に所属しており、継続看護として糖尿病患者に対し療養指導を行っています。また、患者や地域の方々に対し糖尿病の啓発活動を行い、合併症予防が出来るように支援していきたいと考えています。

白岡中央総合病院  坂本 美紀

2014年12月紹介

糖尿病看護

糖尿病患者は、増加の一途を辿っていますが、多様化する社会生活の中でセルフケアは困難なことです。 活動としては、専門内科外来で、糖尿病患者の療養指導やフットケアなどを行っています。病棟では、看護スタッフからの療養指導の相談を受けたり、 インスリンやインスリンポンプ導入指導などを行っています。
また生活習慣病教室では、糖尿病の予防についてお伝えしたり相談したりしています。
糖尿病患者が自らの力を発揮し、セルフケアを確立できるよう、生活者として捉えながら、疾患の発症・悪化を防ぐと共に、その人らしく健やかな生活を継続できるように、 生涯続くセルフケアや療養生活を支援するよう心がけています。慢性疾患であり、生涯にわたり患者が経験するその時々の身体状況やそれに伴う心理状態、変化する発達段階・発達課題に応じてアセスメントを行い、その時々に応じた適切な支援を患者に寄り添い行うことが、大切だと思っています。

上尾中央総合病院  加藤 牧子

2014年6月紹介

糖尿病看護

糖尿病看護認定看護師として、早いもので10年目の更新の時期を迎え更新準備をしています AMG看護部に、1人だった糖尿病看護認定看護師でした。
他の認定看護師が増員する中ちょっと寂しい時もありました。
やっとAMG看護部内に2人目の資格者が増えてとてもうれしく心強く思っています。
病院内では、糖尿病患者や家族の方々がより良い療養生活が送れるように支援しています。
4月より糖尿病・内分泌内科医師が着任して今後は糖尿病教室を生活習慣病も含んだ幅広い視点で地域の方々に啓蒙活動として展開していこうと只今企画検討しているところです。
院外では、各地で開催される学会や研修会に参加して自己研鑽の日々は変わらず楽しみの1つです。
日々の患者・家族・スタッフとのかかわりの中で糖尿病看護楽しみつつ展開して看護につなげていきます。

三郷中央総合病院  吉田 かおり