第49回埼玉県医学検査学会を終えて
株式会社アムル
濱田昇一
厳しいコロナ禍の中で緊急事態宣言が埼玉県にも発出され第49回埼玉県医学検査学会の現地開催が危ぶまれていましたが、令和3年12月5日(日)無事、開催となりました。
学会のメインテーマは、「前進」サブテーマは~新・時代への発信~です。
今回の学会長はアムル飯田眞佐栄社長が務め、事務局長に上尾中央総合病院の菊池裕子科長、実行委員長として私が務めさせていただきました。
一昨年からの新型コロナ感染症の蔓延から、各関連学会や他県技師会では、中止や延期、またWeb開催を迫られる中、多くの会員が参加でき、またどんな状況にあっても学会は、安全第一で行うべきという学会長からの強いメッセージをうけ、埼臨技では、初の現地+Webのハイブリット開催となりました。コロナ禍の混沌とした状況の中でしたが、一般演題・学生演題・CM演題合わせ109演題となり、そのうちAMGからは、29演題の登録をいただきました。
12月5日(日)現地開催では、322名の参加がありました。
特別公演「臨床検査技師に対するタスクシフティング」では、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会代表理事副会長の横地常広先生にご講演をいただきました。これからの医療の現場では、各職種の枠を超えた活動が重要であり、また求められている。是非とも多くの臨床検査技師が法改正に伴う研修会に参加し、技能を習得してほしいとの強いメッセージを受け、臨床検査関連業務へ積極的に取り組んでいくことの重要性を再確認できる貴重な機会をいただきました。
続いて学会企画であるRCPCにて、上尾中央総合病院 診療部臨床検査科科長/感染制御室室長 臨床検査専門医である熊坂一成先生をお招きして症例解説をしていただきました。直接患者さんへ接することの少ない臨床検査技師が、検査データからいかに病態を読み取るか、会場から質問もありかなり活発な討議がされました。
市民公開講演第1部では「尿 1 滴でガン診断ができる」と、テレビ等のマスコミにて注目を集めている、線虫を用いたガン検査について、株式会社 HIROTSUバイオサイエンス福岡 R&D センター センター長 杉本敏美先生より、線虫を用いた経緯及び今後の展望についてご講演をいただきました。第2部では、医療法人社団協友会メディカルトピア草加病院院長 金平永二先生より「薔薇 どんな名前で呼ばれようが..~低侵襲手術・臓器温存手術の真実とは~」と題して、現在の、臓器温存手術及び健康な臓器を温存することの大切さについてご講演をいただきました。
次にWeb開催です。開催日時は、2021年12月5日~2022年1月10日です。Web参加者は851名と多くのご参加をいただきました。Webスタンプラリーへの応募も多数あり、初めての試みで試行錯誤する中でありましたが、実りある学会であったと思います。
私個人では、初めて実行委員長としての任を受け、管理運営側として携わり貴重な経験をすることができました。この経験を基に今後の業務へと役立ていければと思います。
最後に、今学会開催にあたりご協力をいただきましたAMG協議会検査部 小林部長をはじめ、検査部のみなさまに深く感謝申し上げると共に心からお礼申し上げます。
第49回埼玉県医学検査学会に発表及び参加して
上尾中央総合病院
検査技術科 波多野彩夏
2021年12月5日に第49回埼玉県医学検査学会が大宮ソニックシティにてハイブリット形式で開催されました。新型コロナウイルスの流行で昨年度は中止ということもあり、臨床検査技師になり3年目の私にとって2回目の参加、そして初めて発表者としての参加となりました。発表するテーマを決めるところから始まった今回の学会は、思えば最初からつまずいてばかりだったように思います。「テーマを決める・情報を集める・抄録を作成する・スライドを作る」すべての工程で自分の知識・経験の浅さを痛感しました。スライドを作っていく上で難しかったのは、自分たちが理解できるスライドではなく、だれが見ても理解できるスライドを簡潔にまとめなければいけないことです。言いたいことは頭の中にあるのにそれを言葉にする難しさを感じました。私にはまだまだ表現方法などの言葉をたくさん知っていく必要があると感じ、論文など少しずつでも読んでいきたいと思いました。今年度は新型コロナウイルスの流行もまだまだ続いていた為web発表という形での発表でしたが、次に発表する時には少しでも成長した姿を今回手伝ってくれた先輩たちに見せたいと思います。そして、後輩たちが発表するとなった時は力になれるよう努力していきたいと思います。
「埼玉県公衆衛生事業功労者賞」を受賞して
上尾中央第二病院
野本 隆之
この度、所属する学術団体の埼玉県臨床検査技師会からの推薦をいただき、令和3年度埼玉県公衆衛生事業功労者として埼玉県知事表彰を受賞させていただきました。本来は第65回埼玉県公衆衛生大会にて授賞式が行われるところですが、今回はコロナ禍により開催されなかったため、代わりに現在在籍する上尾中央第二病院にて授賞式を執り行っていただきました。ご推薦いただいた埼玉県臨床検査技師会理事の皆様、祝福していただいた上尾中央第二病院の藤澤院長先生および職員の皆様には感謝申し上げたいと思います。
さて、この賞は「公衆衛生事業のために献身的活動を続け、その功績が顕著である者」ということですが、私がこの業界に身を置いてから取り組み、ご評価いただいたことを大きく3つ紹介させていただきます。まず1つめは、臨床検査に関する技師の教育、検査の技術水準・精度向上の普及と啓発として、埼玉県臨床検査技師会生理検査研究班や埼玉血管超音波検査研究会において、県内外の臨床検査技師または医師を対象とした学術研修の企画運営に携わってきました。その中で班長も歴任させていただきました。2つめは、精度管理事業の推進として、2009年~2020年の期間、埼玉県医師会精度管理調査や生理検査画像サーベイの解析実務委員を担当しました。そして3つめは、災害医療支援活動として2011年4月の東日本大震災の際、福島県立医科大学の高度医療緊急支援チームに参画し、深部静脈血栓症による肺血栓塞栓症の予防に尽力しました。他に早期動脈硬化研究会、臨床血管フォーラム、日本消化器がん検診学会、日本心血管脳卒中学会、日本総合健診医学会、医療メーカー主催セミナー等の学術講演や学会発表に取り組んできました。
延べ27年間のこれらのすべての活動において、個人では成し得ぬことと痛感しており、若い頃より活動を見守っていただき今年勇退された袴田技師長や職場の同僚達、学会・研究会関係の恩師や仲間の諸先生方に、この場をお借りして深く感謝申し上げたいと思います。今後もこのような取り組みは、変わることなく生涯勉強し続け、地域の皆様へ貢献していければと思っております。引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。
上尾中央第二病院 藤澤院長と一緒に。
上尾中央第二病院にて授与の様子。
「2021年度 AMG検査部 入職5・6年目研修会」を終えて
千葉愛友会記念病院
検査科 大石真子
2021年11月26日(金)にAMG学習館にて、入職5・6年目を対象にこれからチームリーダー的役割を担う者としての役割を深めることを目的とした研修会が開催されました。
まず講師の方からの「PEワークショップ」についての講話がありました。PEワークショップとは、「気づく・考える・楽しむ」をキーワードに現場を巻き込んだ問題発見から解決・モニタリングまでをみんなで話し合うことで、プロセスマップを使用した問題発見、優先順位付け、実行プランの作成をするといったものでした。
講話の中で印象的だったことは、問題点は“誰が”ではなく、“動詞”に向けることが重要であることです。何かを考える際、行動に目を向けることで工程としての問題点を見出せ、人によるバラツキに左右されない仕組みを作ることができることを学びました。
また、話し合いを行う上でのグループ内での役割の重要性についても学び、今回の講話で活発かつ円滑に話し合うためのコツを多く教えていただきました。
講話後は実際にグループに分かれ、「検査室内の業務改善」をテーマにPEワークショップを実践しました。施設環境が違う中での話し合いで、改善点を共有するのは難しいのではないかと思いましたが、類似した改善点も多く見られたことが印象的でした。私のグループではコミュニケーションに関する改善点が多く、特に他職種との連携はどの施設でも課題となるものであると感じました。また、5・6年目という中堅職を担うものとしての共通の悩みも挙がり、仲間を感じることができました。
はじめはやや緊張感もありましたが、話し合いを進めるうちに緊張も解け、活発な意見が飛び交いました。1年目のリフレッシュ研修会でもグループワークを行いましたが、その時とは比べものにならないくらい活発な意見交換ができ、自分自身微力ながらも成長できたのではないかと感じる機会ともなりました。
今回の研修を通して、話し合いを行う上でのコツを学ぶことができ、他施設との交流は日常では得られない新たな刺激を受けることができました。グループ病院として、同じ悩みや刺激を与えられる仲間がいる心強さを感じ、これから現場を担う中堅職員として身を引き締め改めて業務にあたりたいと思います。
第41回CMS学会優秀演題賞を受賞して
柏厚生総合病院 検査科
和田 敦子
この度 令和3年10月3日にWeb開催された、第41回CMS学会で発表しましたので報告します。CMS(中央医科グループ)とはAMG(上尾中央医科グループ)・TMG(戸田中央医科グループ)・IMS(板橋中央医科グループ)から構成され、毎年多職種から研究発表や成果や取り組みを発表し、より良い医療提供につなげる為に行われる学会です。演題は「超音波検査における腎細胞癌早期発見のための検討」で、健診において発見された腎細胞癌について過去を振り返り、なぜもう少し早い段階で指摘できなかったのかを検証しました。この発表で優秀演題賞をいただき、大変光栄に思います。発表の機会を与えてくださった技師長、熱心にご指導してくださった藤澤主事、泌尿器科の先生方、多くの方々のおかげで受賞できました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
この発表は私の苦い経験が始まりでした。「超音波検査は主観的な検査であり、検者の技量による差が大きい」このことを思い知らされ、己の未熟さをつきつけられた忘れられない症例です。
自信をなくし超音波検査から逃げたくなった自分に、人は失敗から学ぶことがたくさんある、失敗を経験にかえて次につなげようと、言い聞かせました。
見落としたくて検査している人なんていません。でも見落としてしまう。これが現実です。どうしてこんなことが起きてしまったのか分析を進めるうち、個人の経験にとどめず多くの人で共有できれば、同じミスを少しでも減らせるのではないかと考えました。この度の受賞を励ましととらえ心の糧として、これからも誠心誠意取り組み、精進していく所存でございます。私と同じように自信をなくしプローブを持つことが怖くなった方が、再び前を向いて進んでいけるきっかけになれば幸いです。
また、今回の発表を機に泌尿器科の先生方との距離が縮まり、精査後のフィードバックや日常検査における疑問を聞きやすい関係を築くことができました。次回も参加したいと思います。
2021年度 適正輸血委員会オンライン研修会を開催して
AMG適正輸血委員会
東川口病院 石野久美子
2021年11月11日、Web会議システムを使用してのオンライン輸血研修会を開催し、各施設より18名、委員9名、オブザーバー1名の参加を頂きました。
適正輸血委員会では毎年2回の研修会を企画・実施しています。一つは講習会による座学、もう一つは実技実習になりますが、昨年度は新型コロナウイルス感染症流行により研修会を見送る形となっていました。今年度に入り依然として集合型での研修は困難と判断し、オンライン研修会実施へのはこびとなりましたが、委員会でオンライン研修会の実績がなく一からの企画となりました。どのような研修内容とするのかなど、委員と様々な案を出し合いながら検討を重ね、最終的に今回のWeb会議システムの機能を用いた、グループワークに至りました。
限られた時間の中での研修ということもあり、Web会議システム使用書の作成や事前問題をあらかじめ配布し研修会には各自解答を持参して参加してもらい、グループ分け・ファシリテータ(進行役)や書記(発表者)を決めて、各班には委員をサポートとして配置しました。グループワーク後に、全体研修に切り替え各班の結果発表を行い、委員による問題解説をし、理解を深めて頂きました。また、研修後のアンケートも初めてWeb回答としました。
今回オンラインでの研修会を終えて見えてきたもの、学んだ事も多くありました。
研修会場への移動時間や費用などの各施設への負担軽減は、アンケート結果からも評価してもらった部分かと思います。逆にWeb会議システムに不慣れな参加者も多く、画面を通してのコミュニケーションの取りづらさ、それを補う委員の進行力などが今後の課題となりました。
集合型の研修会には及びませんが、今後オンラインの利点を生かした研修会を1つの手段として活用できることを確認することができました。両方をうまく使い分け、適正輸血委員会の活動をさらにパワーアップできたらと考えます。
「2021年度 新入職員リフレッシュ研修会」を終えて
(株)アムル 病理検査室
山中 瑠奈
10月29日(金)AMG学習館にて、同期の絆を深めるとともに、職場環境の質の向上を図ることを目的とした「AMG検査部 新入職員リフレッシュ研修会」が開催されました。
前半の活動では、「タイプ別コミュニケーション」の講演から、個々にあった効果的なコミュニケーション方法を学びました。講演内容は、自分と相手の特徴を分析・理解し4つのソーシャルスタイルに分類する、そして相手にあった言葉・伝え方を選び会話を円滑に行うというものでした。
忙しない日々の中では、自分や周りの人々を客観的に捉える機会をなかなか得られませんでした。そのため、本講演を通して学べたことは今後の社会生活を送る上での糧となりました。
後半の活動では、グループワークを行いました。入職してからの半年間を振り返り、経験した良かったこと・悪かったことを挙げ、更なる発展や改善策を考え意見を交換しました。
私の班は、多くの意見を交わし取り入れ、より良い発表を作るために時間いっぱいまで奮闘する活気ある班でした。発表後のレビューでは、各班の個性を窺い知ることができ、より発表を楽しむことができました。進行役を筆頭に一致団結して素早く内容をまとめあげた班、敢えて役割分担せずにチーム一丸となって発表内容をまとめた班などがあり、非常に興味深かったです。また、別の施設で働く同期と似た経験や悩みを共有できたことは、自分ひとりで頑張り続けているのではないのだと感じられて、励みになりました。
昨年は感染症拡大により本研修会を開催することは叶いませんでしたが、今年は新入職員41名がこうして無事集まることができて、大変喜ばしく思います。これからの長い社会生活の中で、様々な人と出会い経験を重ねていくと思いますが、今回学んだことを最大限活用し日々成長していきたいと思います。
入職2年目研修会を終えて
三郷中央総合病院 池間美佳
令和3年6月25日(金)AMG学習館にて、AMGとしての絆を深め、職場環境を向上させることを目的とした、入職2年目研修会が開催されました。昨今の新型コロナウイルス感染症をとりまく情勢もあり、グループ施設の同期と会するのは入職より初の機会となり、喜びを胸に総勢40名が集いました。
研修会前半は、講師の方をお招きし、「タイプ別コミュニケーション」についてご講話いただきました。講話では、ソーシャルスタイル理論に基づいて相手を分析·理解し、それぞれの傾向や特徴にあった対応の方法を教えていただきました。実際に自分や周囲の人々のタイプを意識する事でより円滑なコミュニケーションをとるコツなどを学ぶことができ、良好な職場環境や患者様への寄り添った対応に関して示唆に富む話を聞くことができました。
後半は班ごとに分かれ、この1年間の振り返りと今後の発展をテーマにグループワークを行い、最後に模造紙にまとめて発表をしました。1年間の経験の中から良かったこと·悪かったことを振り返ると、職場や環境は異なりますが似たようなことにやりがいや不安を感じていることがわかりました。また、ある問題への改善策を考えていく中で、互いに様々な側面からその問題を捉えて意見し、1人では気付けなかった新たな考えを見つけることができました。はじめは緊張して中々話が進まないこともありましたが、話していくうちにすこしずつ一体感がうまれ、すべての班がしっかりとまとめた内容で発表ができ、とても充実したグループワークとなりました。
最後に、今回の研修を通して、日々の業務の中でのコミュニケーションの大切さや、同じ悩みや喜びを共有できる仲間がいることを強く感じました。これからも医療従事者としての責任を胸に、AMG検査部の一員として皆で切磋琢磨しながら成長していきたいと思います。
超音波検査士受験者対象研修会を開催して
AMG検査部 超音波委員会委員長
伊奈病院 検査技術科 三橋順子
2021年5月18日にオンライン(Zoom)にて、第36回超音波検査士認定試験を受験する職員を対象に研修会を実施いたしました。 これまで超音波委員会では、超音波検査士認定試験の受験申請に必要な推薦状の取得に対し、書類確認で関わらせていただいてきましたが、例年書類不備を多く認めることより、昨年度『超音波検査士受験者対象の研修会』を企画しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、『超音波検査士認定試験』が中止となった為研修会も中止といたしました。
今年度、『超音波検査士認定試験』の実施が不明確な中、超音波委員会の研修会として『超音波検査士受験者対象の研修会』を企画しましたが、感染流行の状況を鑑み集合型研修の開催が困難であることから、超音波委員会で協議し、初めてオンライン(Zoom)で研修会をおこないました。
AMG検査部の研修会ということで勤務時間中に実施し、12施設23名の受験者を含め38名の参加をいただき、実績に用いる用語や個人情報の保護に対する案内をはじめ例年多くみられる書類の不備などについて案内を行いました。
超音波検査士とは、超音波医学会の認定資格であり、消化器・循環器・体表・血管・婦人科・泌尿器・健診の7領域の認定資格があり受験資格の条件がありますが、
『自身で経験した症例かつ指定された疾患を規定数含む20症例の実績(写真や超音波報告書)を提出し、超音波医学会の認定超音波専門医または指導検査士の推薦を得る事。』
とあり、受験者個人が、超音波医学会の認定超音波専門医または指導検査士に実績(報告書)を確認いただき、推薦を取得することはとても困難です。AMG検査部では各施設の受験希望者に対し、推薦状が取得できるようサポート体制がとられてきました。
1年に受験できるのは1領域のみとされ、書類審査として実績を提出し、筆記試験として「臨床領域」および「医用超音波の基礎」を実施し、それぞれの審査で合格することで、超音波検査士を取得することができます。
今回開催したオンライン研修会の経験を活かし、実技や臨床の研修会を開催し、AMG施設における超音波検査の知識技術の向上に努めていきたいと思います。
第70回日本医学検査学会にて発表及び参加をして
八潮中央総合病院 検査科
長谷川卓也
この度、令和3年5月15日から6月14日まで行われた第70回日本医学検査学会にて『上尾中央医科グループ検査部 適正輸血委員会活動10年の成果』の演題名で適正輸血委員会委員として発表をさせていただきました。内容は、グループ施設への巡視活動を中心に委員会発足当初から10年行ってきた活動成果を報告しました。今後も適正で安全な輸血療法が実施出来る様に活動を行っていきたいと思います。
本学会は本来であれば、5月15、16日に福岡県にて開催される予定でしたが新型コロナウイルス感染拡大の為、Web開催となりました。従来の現地での発表とは違い、事前に発表スライド作成し音声を録音し提出を行い、質問に対しての回答も学会サイト内であった為、いままで学会発表を数回行ったことがありましたが、Webでの発表は初めての経験となり、少し戸惑いもありました。委員の方々の助言もいただき、無事に発表を終えることが出来ました。 また、現地開催では興味がある演題の発表時間が重なって聴講することが出来ない事が多々ありますが、Web開催の為、期間中は自分の好きな時間に発表を聴講できる点は良かったと思います。今後もこのような、Web開催や現地とWebを併用するハイブリッド開催が続くと思いますが、時代に沿った変化に対応できるようにしていきたいと思います。
新入職員合同研修を終えて
上尾中央総合病院 和久井 菜帆
夢だった臨床検査技師としての道がスタートする喜びと、緊張した心で迎えた社会人初日には、大宮ソニックシティで約1000人もの同期と共にAMGの入職式が行われました。これから医療従事者として多くの命を背負っていく事を実感し、心が引き締まる1日となりました。
検査部新入職員研修会では、協議会検査部小林部長やアムル土井部門長・上尾中央総合病院菊池科長からありがたいお言葉を頂きました。また、検査室の精度管理やアムルについての説明も受け、どんな業務を行っているのか、私たちがこれからどういう事に気を付けていくべきかを学びました。私が一番心に残っているのは「落ち込んでもしなやかに立ち上がってほしい」という菊池科長のお言葉です。これから働いていく中で、思い通りに出来ないことや、上手くいかないことも多くあると思います。ですが失敗をマイナスに捉えすぎず、そこから学べることを大切にして、また前を向いて成長できる様な強い心を持ちたいと思いました。もし、自分自身では立ち上がれない様な時は、グループ内に心強い同期の仲間が沢山いるので、働いている場所は違いますが、支えあって、共に高めあっていきたいです。
今回の研修を通して、まずは新人としてどんなことにも意欲を持ち、出来る事を一つ一つ確実に身につけていきたいと思いました。また、先輩方とのコミュニケーションも大切にしながらたくさん学びたいです。そして、いつまでも成長する心を持ち続け、将来は大切な人の命を守れるような臨床検査技師になりたいと思います。