支部学術奨励賞を受賞して
(株)アムル 生化学検査
甲田 磨椰
2023年11月25日~26日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された、第59回首都圏支部・関甲信支部医学検査学会において「尿生化学項目における保存剤・共存物質の影響」という演題で、支部学術奨励賞を頂いたので報告します。
この演題は私にとって初めての学会発表であり、メーカーとの共同検討から抄録・スライドの作成まで全てが初めての経験でした。そのためまさか自分が賞をとるとは思っておらず、本当に自分の発表が…?と疑いの気持ちも少しありますが、大変光栄なことだと思っております。抄録やスライド作成時には上司や先輩方に確認や添削をたくさんしていただいており、協力いただいた方々がいなければこのような賞は受賞できていないと思います。
日常的に保存剤の影響(保存剤添加後の検査実施の可否など)についての問い合わせがあるにも関わらず、学術的なエビデンスが乏しく返答に困っていたので、それなら自分達でデータを集めよう!というのがこの研究を行うに至ったきっかけです。この演題について興味を持ち、話しかけていただいた方もおり、検査をして行く上で役に立つ発表ができたと実感できました。
研究発表というと堅苦しくハードルが高いように感じますが、日常業務の疑問や問題点などを研究し、その結果を共有することはとても大事なことだと思います。
今後も、自分が興味を持ち、且つ、検査のため、患者様のためになる検討や発表をしていきたいです。
新人リフレッシュ研修会を経験して
津田沼中央総合病院
吉岡 将之
令和6年10月31日、新人リフレッシュ研修会のグループワーク研修で担当委員を経験させていただきました。担当委員は、グループに1名付き、日常業務で難しいと感じたことについて、自施設の状況や自身の経験をもとにアドバイスを行い、自分の担当グループや他のグループの進捗状況を確認してグループワークをサポートすることを目的としています。当日は、自分を含めて7名の担当委員が新人のサポートを行いました。
毎年グループワークではコミュニケーションがうまく取れずに時間がかかってしまったと言う意見が多くあると聞いていたため、新人の緊張をほぐし時間内にまとめていけるか不安でした。しかし、グループワークが始まるときに新人同士が少し打ち解けていたので、そのまま明るい雰囲気を保てるように心掛けながら接していくと、同期ということもあってか直ぐに親しくなり活発に意見が出てくるようになりました。
意見がうまくまとまらずに行き詰っていた時、内容を見てみると自分の新人時代に不安に思っていた事とそんなに変わらないと感じ、自分の経験を伝えると、それをきっかけに意見がまとまっていったように思いました。
明るい雰囲気作りや自分のアドバイスでグループワークのサポートが少しでも出来たのではないかと思います。また、新人としてどんなことが大変だったのか、どうすればよかったのか改めて考えることができ新鮮な気持ちにもなりました。
今後、今回の経験を活かして新人や経験の浅いスタッフをうまく導けるようにしていきたいと思います。
越谷誠和病院 検査科
小泉 咲稀
令和6年10月31日(木)上尾中央総合病院にて、同期の絆を深め、職場環境を向上させることを目的としたAMG検査部新人リフレッシュ研修会が開催されました。
前半には、「タイプ別コミュニケーションのコツ」をテーマとした講義が行われました。人のコミュニケーションの取り方は、自己主張の有無と感情表現の有無から行動傾向をドライビング型、エクスプレッシブ型、エミアブル型、アナリティカル型の4つに類型化でき、これはソーシャルスタイル理論と呼ばれます。本講義では、この4つの特性を認識することによってコミュニケーションの向上を図るヒントを学びました。現場ではどのタイプが多いのか、苦手なタイプはあるか等ディスカッションの時間も設けられ、同じ新人だからこそ持つ悩みも話し合うことが出来ました。
まずは自分のソーシャルスタイルを知り、次に相手のタイプを理解することで、相手の好むコミュニケーションスタイルを決められます。この対応力を身につけることは、今後より良い関係を築くきっかけとなり、チームのコミュニケーション活性化にも繋がると思いました。
後半には、「入職半年間を振り返って良かったことや悪かったこと、またその発展案・改善案」をテーマとしたグループワークが行われました。一人一人が発言をし、時には作業を分担しながら協力して発表準備を行いました。模造紙の色使いや発表者の話し方等、各班の個性ある発表とその内容を聞くことができ有意義な時間となりました。
また、今回の研修では研修会担当委員の方に各班1名ついて頂きました。意見が出切ってしまった時や端的な言葉遣い等悩んだ時にアドバイスをして下さりました。年齢が近い先輩方ということもあり、私達側からも質問しやすい環境であったためより活発に意見交換が出来ました。グループワークを通して、他施設で働く同期と同じ経験や違う悩みを共有できることはグループ病院ならではの強みだと再認識しました。
研修会終了後には懇親会が開かれ、話す機会の無かった同期との交流を深めることが出来ました。今後1人で任される仕事も増えていく中で悩みも出てくると思いますが、同期との繋がり大切にし、一緒に成長していきたいと強く感じました。施設内、施設間共に円滑なコミュニケーションがとれるよう、今回学んだタイプ別コミュニケーションについて更に理解を深め、意識的に実践していこうと思います。
第60回日臨技関甲信支部・首都圏支部医学検査学会に参加して
柏厚生総合病院 検査科
吉川 楓
2024年10月26、27日、第60回日臨技関甲信支部・首都圏支部医学検査学会が長野県の軽井沢プリンスホテルウエストにて開催されました。上尾中央医科グループからは2演題の発表がありました。
今回私の演題は臨床化学分野で、臨床からの要望により導入した携帯型クレアチニン分析装置と検査室で使用している生化学自動分析装置を比較し検討を行い、「造影CTにおける携帯型クレアチニン分析装置の有用性」について発表しました。学会発表は初めての経験であり、分からないことも多々ありましたが、先輩方のご指導の下、検討・抄録作成・発表準備まで終える事ができました。
学会当日は、自分の発表をするだけでなく、ルーチンで担当している分野以外の演題発表を聞くこともでき非常に有意義な時間を過ごすことができました。今回の経験をこれからの業務に活かしていきたいと思います。
白岡中央総合病院 検査技術科
山口 未沙希
第60回日臨技関甲信支部・首都圏支部医学検査学会が長野県軽井沢市プリンスホテルウエストにて10月26、27日に開催されました。今回、私は「当院の外来患者における血糖自己測定器における保守点検実施についての取り組み〜開始から6年が経過して〜」を発表しました。
当院では2018年日本糖尿病学会から保守点検についての指針が出されてから、外来患者の保守点検実施向上に向けて様々な取り組みを行っており、その6年間の報告と、また保守点検実施回数によってHbA1c値の変化に関係があるかどうかを検討し、報告を行いました。
私自身、初めての学会発表ということもあり資料集めやデータ集計、抄録の作り方などわからないことばかりでした。見やすいグラフの作り方や発表の際の言い回しなど悩むことも多々ありましたが、先輩方のご指導や、過去に学会発表を行なった方の資料などを拝見し、準備を行い、発表に臨みました。
私は、他病院の検査技師の方の前で発表することが初めてでもあったので、当日はとても緊張しましたが、事前練習のおかげで落ち着くことができ、無事に発表を終えることができました。
私はこの学会発表を通して、糖尿病や血糖自己測定器保守点検についてより深く知る機会となりました。また私が入職する前からの血糖自己測定器保守点検の実施率向上への当院での取り組みを知り、他職種間の協力が重要でチーム医療の大切さを実感しました。
保守点検実施数とHbA1c値の変化の比較については私がもともと予想していた結果は出ませんでした。今後はその理由も含め、保守点検実施とHbA1c値の変化に注視をしていきたいと思っています。
今回、学会発表を通して学んだ知識が多くありました。普段の日常業務へと活かせるように努めて参りたいと思います。
2024年度超音波委員会 第2回研修会報告
上尾中央総合病院
田名見 里恵(主催者)
2024年10月11日に埼玉県総合医局機構地域医療教育センターにて超音波委員会主催の研修会を開催いたしました。「甲状腺、頸部の体表(唾液腺等)」をテーマとし、受講者26名、委員10名、オブザーバー1名が参加いたしました。
前半の座学では甲状腺超音波の基礎と症例提示、甲状腺以外の頚部疾患の症例提示、エコーガイド下穿刺の講義を委員メンバーが行いました。基礎に続いて症例画像を学び、その後エコーガイド下穿刺の実際の手技を学ぶことができ、参加者にとっても理解しやすい構成であったと思われます。後半は4つの小グループに分かれ、甲状腺と唾液腺の実技講習を行いました。同じAMGグループの仲間として日ごろの疑問相談や他施設での実施方法に触れる機会でもあり、有意義な時間であったと考えます。また超音波診断装置メーカーのご協力のもと、十分な台数の装置をお借りすることができたため、実技の合間を利用して最新機能を体験いただく機会も得られました。
これまで超音波委員会では甲状腺・頸部体表領域の研修会は実施したことが無く、過去のアンケートでも開催が望まれていたテーマであり、今回ご要望にお応えすることができました。今後もAMG検査部全体の超音波検査技術・知識向上と標準化に貢献できるよう努めていきたいと思います。
上尾中央総合病院
小泉 亜実沙(参加者)
2024年10月11日に埼玉県総合医局機構・地域医療教育センターにて、第2回超音波研修会が開催されました。テーマは甲状腺、頸部の体表(唾液腺等)でした。
甲状腺の基礎、甲状腺びまん性疾患・腫瘍・甲状腺以外の頸部の症例、エコーガイド下穿刺の準備と検査技師の役割などの講義を受けさせていただきました。また、実技研修もあり他病院の方とグループを組み研修を行いました。他病院の方とコミュニケーションをとることやアドバイスをいただきながら研修を行うことができ、とても勉強になりました。
私はまだ体表超音波検査の研修中で、少し不安な気持ちで研修に参加しました。しかし、他病院の方や講師の方が丁寧に説明してくださって学びの多い研修でした。またモチベーションアップにもなりました。
独り立ちに向けて体表超音波検査の知識や技術向上を目指し、今回の研修で学んだことを業務で活かしていきたいと思います。
2024年度輸血実技研修会に参加して
三郷中央総合病院 検査科
山室 真子
令和6年10月8日(火)上尾中央臨床研修センターにて行われた「2024年度AMG輸血実技研修会」に参加しました。
午前は初めに事前課題であった血液型オモテウラ不一致の症例について、不規則抗体検査の消去法について、輸血検査の手技の注意点について解説していただきました。その後の班に分かれての実技研修では、試験管法にて血液型検査・不規則抗体検査を2症例行いました。実技研修中は実務委員2~3名が班ごとに担当してくださっていたので、気軽に疑問に思ったことを聞くことができました。また、実技だけでなく現場での対応の流れや考え方も丁寧に教えていただけたので、より理解を深めることが出来ました。特に、血液型検査では部分凝集の症例でしたが、判定する際の手技の注意点や観察のポイントなど細かく教えていただき大変勉強になりました。
午後には班の中で意見をまとめ、検査結果から対応、製剤選択までをそれぞれ発表を行いました。発表後、実務委員の方々から各症例の解答・解説をしていただき、その中で副作用や不規則抗体カードの運用などについてもご説明いただきました。
今回の研修会を通して慣れた業務の中で自身の検査手技で意識すべき点を改めて確認することが出来ました。また、輸血業務に関して他施設の方々の意見も聞くことができとても有意義な時間となりました。今回学んだ知識を自施設で共有し科内全体の技術の向上に努めていきたいと思います。
「2024年度AMG検査部 主任職研修会」を終えて
八潮中央総合病院 検査科
上手 沙織
2024年9月7日(土) 大宮ソニックシティで行われたAMG検査部主任職研修会に参加しました。次世代リーダーの育成という観点から、リーダーとして求められる行動や職場でのあり方、同僚・後輩への指導や教育方法を学びました。
研修では【リーダーに必要なロジカルな思考と行動】というテーマで、5~6人のグループに分かれ、シナリオを用いたロールプレイ形式で研修を行いました。主任職はプレイングリーダーであるという話から、良いリーダーに必要なスキルを話し合い、グループごとに発表を行いました。その後、リーダーに必要なスキルのひとつであるロジカルシンキングについて学習しました。最後にフィードバック面談についてロールプレイを行いました。
今回の研修で学んだのが、面談で相手の自己認識を深めることが、行動の修正・改善につながるということです。目標の達成度、行動評価、自身の強みと能力開発、総合評価について、先ずは面談を行う相手の話を聴き、気付きを促すフィードバックを行うことで、自己認識を深め、成長へとつながるということを学習しました。
同じグループで研修を行った5名は、普段それぞれ別の施設で働いており、職歴もバラバラなメンバーでしたが、各々積極的な発言と、お互いの意見を尊重する雰囲気があり、活発な意見交換を行うことができました。実戦形式の研修によって、自身の面談方法の何が良くて悪かったのか、客観的な意見を聞くことができました。今後面談を行う際は、今回学んだスキルと質問方法で相手の考えを良く聴き、成長へとつながるようサポートしていきたいと思います。
第25回日本検査血液学会学術集会に参加して
彩の国東大宮メディカルセンター
島田 憲司
2024年7月20日(土)・21日(日)に第25回日本検査血液学会学術集会が広島県のJMSアステールプラザ、広島市文化交流会館にて開催されました。学会のテーマは「語らい深めよう!未来の検査血液学~新たな時代に躍進する検査血液学~」で、現地とWebオンデマンド配信での開催でした。
私は「多項目自動血球分析装置XR-2000のIPメッセージと陽性的中率の検討」という演題名で、自動血球分析装置の機器更新に伴い増加した血液像の目視再検について、検出されたIPメッセージと目視カウントの陽性的中率を評価し、報告しました。
初めての学会発表という事もあり、抄録、スライドの作成では検討の内容を伝わりやすくまとめる事に苦労しました。発表時間内に終える為の原稿の調整や、見やすいスライドを作る為の文章作成等は、初めて見る人が分かりやすいよう意識して作成する事が大切だと学び、なるべく多くの先輩、後輩に見てもらい、意見をいただきながら作成しました。
苦労する事も多く、うまくいかない期間は悩みましたが、完成した内容にはその分自信を持つ事ができ、学会当日は自信を持って発表を行う事ができました。
発表後の質問では、様々な方と交流し、今後の検討に活かせそうな質問もいただく事ができました。一緒に参加してくれた後輩達にも今回の経験を通して学んだ事を繋げていければと思います。
入職三年目研修を終えて
金沢文庫病院
磯部 海月
2024年6月28日(金)シスメックス株式会社の眞鍋智子先生を講師に迎えメディカルトピア草加病院にて、「横のつながりを再認識させ、離職率を下げる」ことを目的とした入職3年目研修が開催され、受講しました。
事前課題として、今までの人生を振り返り満足度・充実度を曲線で示すライフチャートの作成やスキルや長所・出来ることのリストアップを行い、現在に影響を及ぼした経験・エピソードの時期を明確化したうえで、自身がどの様な出来事に影響を受けたかの振り返りをして研修当日を迎えました。
研修当日は5~6名に分かれ、事前課題の共有を行うグループワークを行いました。話し手と聞き手に分かれ、話し手は出来事を語るだけでなく、「その時に感じたこと」「大切にしたいと思ったこと」「その経験を通じて自分が得たこと」を伝えます。聴き手は「話を聞いて感じたこと」を話し手にフィードバックしました。このグループワークを通して同期がどのような経験をしてきたのか、その時に何を感じ、現在にどのような影響を及ぼしているのかを聞き、一部共感できる部分や自分には経験の無い出来事と様々でした。フィードバックから、お互いが自分でも気づいていない特性や長所に気づき、自分自身についてさらに深く理解する事ができたと感じています。また、今後のキャリアを考えるうえで「こうしたい」という自分の将来像を考えました。自分がポジティブな感情になれる瞬間をポイントとして、今の仕事において実現したいこととその理由を明確にすることで、3年目を迎えた自分たちが上司・同僚・他部署から何を求められているのか、今後のキャリア課題について漠然としていたものがクリアに見えてきました。
今回の研修を終えて、それぞれ担当している業務やこれからチャレンジしたいこと、3年目ならではの悩みや・苦労を共有することができ、気持ちが軽くなると同時に改めて横のつながりを実感することができました。振り返りをして、クリアになったこれからのキャリアも考えつつ、自分に求められていることに応えられるよう日々の業務に取り組んでいきます。
2024年度 第1回超音波研修会 超音波検査士受験者対象研修会に参加して
八潮中央総合病院
丹下 千智
2024年5月23日にオンライン(Web会議システム)にて、超音波検査士認定試験を受験する職員を対象に第1回超音波委員会研修会が開催されました。書類不備の多い箇所を中心とした注意点や書類提出までのスケジュールについての説明、グループの認定超音波専門医に署名をいただく際の案内などがありました。
初めて受験をした際には症例を集めることや試験勉強をすることに精一杯で、書類提出のことまで気が回っておらず不安だったことを覚えています。自分にとっては前回に引き続きの受験となりますが、書類提出の細かな変更点なども説明して下さり超音波委員会の手厚いサポートを受けることができました。また共に受験する他施設の方や、受験のサポート、応援をして下さる超音波委員会の方々と顔を合わせることができ、自分自身のモチベーションアップにもなりました。
認定取得に向けて超音波検査の知識や技術向上を目指し、また今回の受験で学んだことを業務で活かしていきたいと思います。
日本医学検査学会に参加して
メディカルトピア草加病院
高窪 朋美
第73回日本医学検査学会が石川県金沢市にて5月11、12日に開催されました。
上尾中央医科グループ(以下AMG)検査部からは私の演題含め2演題発表がありました。
今回、私は「頻尿を主訴に施行した超音波検査にて偶然発見された無症候性の腸重積の1例」について発表しました。当院で腸重積を超音波検査で見つけることは非常に珍しく、また無症状で偶然発見された貴重な症例だったため報告しました。
私自身初めての学会発表ということに加え、部署内で示説発表のデジタルポスター方式で発表した前例がなく初めてのことばかりでした。抄録や示説ポスターの作り方など、先輩方にご指導いただきながら発表に向けて準備をしました。
当日は全国学会ということもあり、他県から多くの検査技師が来ていて緊張しました。コアタイムでは多数の質問をいただきましたが、落ち着いて対応することができたと思います。無事に発表を終えることができ、一安心しました。
今回の学会参加を通じて、普段ルーチン業務で携わることができない分野についての知識にも触れることができ、とても刺激的な時間を過ごすことができました。今回の経験を今後の業務に活かしていきたいです。
新入職員合同研修を終えて
八潮中央総合病院
磯貝莉那
4月からAMGの一員となり、新たなスタートを切る約1,000人の同期と入職式・研修会を迎えました。臨床検査技師として医療従事者となり、責任感と期待を胸に臨んだ3日間でした。
全体研修では接遇マナー、業務内容、医療事務についての講習を受けました。より良い人間関係を築くためには第一印象が大切であり、身だしなみや態度、話し方や話す内容に気を付けてコミュニケーションをとるように意識しようと思いました。そして自分の印象が病院のイメージになることを忘れず、気を引き締めて業務に努めていきたいです。
部門別研修では委員会の活動や検査部の業務内容についての講習を受けました。医療の質の向上のために情報やデータの収集が行われており、愛し愛される病院であるためのAMG検査部の取り組みについて学ぶことができました。また、臨床検査技師として成長していくには「失敗をどのようにして克服し、その経験をどれだけ積み上げていけるかが成功の鍵」という言葉を聞いて、失敗してもくじけずにそれを活かして自分自身がレベルアップできるようにしたいと思いました。
3日間の研修を通して、これから社会人として、臨床検査技師として責任のある行動をとらなければならないことを再度痛感しました。まずは自分にできることを考えて行動し、患者さんや他の医療従事者から信頼を得ることが大切だと思いました。そして正確な検査の知識や結果を提供することにより、患者さんの将来に繋がると感じました。また自分自身がなりたい臨床検査技師の像を見失わず、日々勉強に励み一人でも多くの命を支えられるようになりたいと思います。