令和5年度 研修・教育
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「2023年度AMG検査部 主任職研修会」を終えて

三郷中央総合病院
検査科  安田 茜

2023年9月2日(土)大宮ソニックシティにて、AMG検査部主任職研修会が開催され59名の主任が参加しました。【次世代のリーダー・リーダーシップを育成する】というテーマで、5~6人のグループに分かれ、ディスカッション形式で研修が進んでいきました。
まずは本格的なディスカッションを始める前に、グループ関係なく自由に歩き回りお互いに質問をしていくアイスブレイクで場を温め、話し合いがしやすい雰囲気を整えました。
その後、事前に行われたアンケートの共有をし、リーダーに必要なEQ(感情的知性)のことを学び、自分に何が足りていないのかを改めて考えました。
それらを踏まえて、現代に必要なリーダーシップ行動についてのディスカッションが行われました。ここのディスカッションではいくつかの事例が出され、その人に対する効果的な声掛けの仕方は何かという話し合いをしました。

今回の研修を通して学んだのが、傾聴と支援がいかに大切かということです。
どのようなことで悩んでいるのか、どのようにすればモチベーションをあげ意欲的に取り組めるのかなどを積極的に聴き、そこから目標を設定し、そこで終わらずにこまめに進捗状況やアドバイスをすることで、その人に成長してほしいという気持ちを伝えることができるのではないかと思いました。

前回の主任職研修会は2019年、当時はまだ主任になって1年目で内容を覚えて理解することに精一杯でなかなか実際の現場でどのように活用すればよいのか分からないいままで研修を受けていた記憶があります。
しかし今は年月が経ち、主任として様々な場面に対面し悩みや不安も経験していたので、実際の事例に当てはめながら研修を受けることができました。今後もこの研修で学んだことを実践し、さらにリーダーシップを発揮できる様研鑽を積んでいきたいです。

「2023年度AMG検査部 主任職研修会」を終えて
「2023年度AMG検査部 主任職研修会」を終えて
「「2023年度AMG検査部 主任職研修会」を終えて

「2023年度AMG検査部 入職3年目研修会」を終えて

白岡中央総合病院 検査技術科
関根 梢恵

2023年6月23日(金)大宮ソニックシティにて、入職3年目研修会が開催されました。「キャリアデザイン研修」と題した本研修会では、キャリアコンサルタントであるシスメックス株式会社の眞鍋智子先生のもと、AMG検査部に入職して3年目となる臨床検査技師36名が集まり、グループワーク等を行いました。

スキルの向上や昇進など、目に見える結果こそがキャリアだと思いがちですが、個々人が経験を通じて能力を蓄積していく過程がキャリアであると教わり、キャリアの成功とは何かを話し合うことから始めました。
また、自分のこれまでの人生の満足度を可視化したライフチャートの作成と、これまでの仕事で身につけたことをリストアップする活動を通して自分自身を振り返ったのち、3年目の私たちに周囲が期待していることは何かを討論しました。話し合う中で、臨床検査技師である私たちの仕事の顧客には、患者さんや他職種の医療従事者がおり、正確で迅速な検査業務を期待されているのはもちろんのこと、検査技術科内で働く上司や後輩も顧客であり、3年目の私たちには3年目ならではのフットワークの軽さや積極性、責任ある仕事に加え、年の近い後輩をフォローできる存在であることが期待されているという結論に至りました。
同じ職業で同じ年月働いてきた同期とは、共感できる点が多くあった一方で、環境の違いによって生じた価値観や経験の違いも明らかとなり、大変刺激を受けました。

これまでとこれからの自分のキャリア、人生について、これほどまでにじっくり考える機会はそう多くありませんでした。今回の研修会を通して、1日、1年ごとの目標だけでなく、それを積み重ねてキャリアになっていくという事を学び、目に見える成長や肩書だけでなく人生を豊かにするキャリアを選択していきたいと思いました。また、今この時も、自分と同じように3年目として働いている同期の存在は心強く、横のつながりを再確認する良い機会になりました。皆の活躍に負けまいと、私も精進してまいります。

「2023年度AMG検査部 入職3年目研修会」を終えて
「2023年度AMG検査部 入職3年目研修会」を終えて
「2023年度AMG検査部 入職3年目研修会」を終えて
「2023年度AMG検査部 入職3年目研修会」を終えて

第42回千葉県臨床検査学会「審査員特別賞」受賞報告

船橋総合病院 検査科
松井 美夏

2023年2月に開催されました第42回千葉県臨床検査学会にて発表した「当院における結核感染拡大防止への取り組み」が、この度「審査員特別賞」を受賞させていただき、5月27日千葉県臨床検査学会総会に先立ち行われた表彰式に出席しました。

院内では様々な感染症の拡大防止策をとっていますが、その中でも船橋市で感染の多い結核について興味を持ち今回のテーマとしました。
発表では、当院でのCT・MRIの読影結果で結核を疑うようなキーワードを含むもののうち、実際の結核感染数を調べ報告し、またその過程での呼吸器内科へのコンサルタント・培養検査などの提出の割合も合わせて確認しまとめました。
読影結果をしっかり読むことは多くないため、どういった記載の仕方だとコンサルタントが必要になるか等、検査科の分野以外のことも学べて良い機会になったと思います。

今回が初めての学会発表であり、約3年間分のデータの整理やスライドの作成苦労した部分もありましたが、査読でお願いした各施設からいただいたアドバイスや部署内の先輩方のサポートのおかげで無事に発表を終えることができました。
発表を経て、自身の日常業務では関わりのなかった院内での取り組みについても理解が深まりました。また今回の受賞を糧に、今後の業務もより一層努力していきたいと思います。

第42回千葉県臨床検査学会「審査員特別賞」受賞報告
第42回千葉県臨床検査学会「審査員特別賞」受賞報告

AMG超音波委員会主催
超音波検査士受験者対象研修会に参加して

柏厚生総合病院 検査科
前島 奈実

2023年5月25日にオンライン(Web会議システム)にて、第38回超音波検査士認定試験を受験する職員を対象に研修会が開催されました。

日本超音波医学会に書類を提出するまでのスケジュールの説明、提出書類の確認、書類の記載が必要な場所と注意事項、認定超音波専門医に署名をいただく際の医師からの要望などについて説明がありました。
超音波委員会の方のサポートにより、書類の不備による返却を防ぐことができ、また自施設に認定超音波専門医がいない施設でもグループでとりまとめてもらえることにより、スムーズに申請書類を提出することができます。
私は、今回初めて超音波検査士認定試験を受験するため、書類の書き方や認定超音波専門医から署名をいただく方法などわからないことがたくさんありましたが、研修会に参加したことで申請書類の疑問が無くなりました。
また、書類の記載漏れは減点の対象となるため、事前に確認していただける超音波委員会の制度は受験者にとって、とてもありがたいと感じました。

超音波検査士の認定が取得できるよう試験に向けて日々精進していきたいと思います。

日本医学検査学会に参加して

八潮中央総合病院
検査科 間中樹里

第72回日本医学検査学会が群馬県高崎市にて5月20、21日に開催されました。今回AMG検査部超音波委員会として「委員会管理によるファントム運用の構築と重要性」について発表させていただきました。超音波委員会では技術や品質の標準化を目指し様々な活動をしてきましたが、今までの活動の集大成として学会発表できたことをとても嬉しく思います。私自身、久しぶりの全国学会での発表で緊張していましたが、超音波委員会の先輩方のご指導の下、無事に発表を終えることができました。

近年の学会はオンデマンド配信が主でしたが、久しぶりに一般演題も含め現地開催となりました。オンデマンド配信は時間や場所を選ばず受講できとても便利でしたが、活気あふれる企業展示に懐かしさを感じ現地開催の良さを痛感しました。

学会参加を通じて、幅広い分野の知識に触れ見聞を深めることができました。とても楽しく有意義な2日間でした。今回得た知識を今後の業務に活かしていきたいです。

日本医学検査学会に参加して
日本医学検査学会に参加して
日本医学検査学会に参加して

新入職員合同研修を終えて

株式会社アムル 病理検査室
小松春香

長かった学生生活を終え、新社会人としての不安、上尾中央医科グループ(AMG)の一員そして医療人としてこれからの医療に貢献していくことに対する期待を胸に、3日間の入職式・研修会に臨みました。グループ全体で新入職員1178人と共に、AMGに貢献出来る医療人になる責任感をもって新たな一歩を踏み出すことが出来ました。

1日目・2日目の全体研修では、接遇マナーと医療事務に関する講習を受け、社会人としての基礎を学びました。患者さんや職場の仲間とコミュニケーションをとる際には、接遇マナーで学んだ事を余すところなく発揮できるよう、まずは目を見ての会話と挨拶することを心掛けたいと思いました。

3日目の臨床検査部門研修では、検査部新入職員52名と共に検査部の業務内容や組織図、各委員会の活動についての講習を受けました。臨床検査技師として検査に携わる上で、検査結果に関する知識だけでなく、検査機器に関する知識及び機器の問題を解決する力、精度管理に関する知識などが必要となることを学びました。私は機械の示す結果を過信せず、結果の確認やダブルチェックなどに真摯に取り組み、信用に値する検査結果を報告出来るように心掛けていきたいです。

自分の目標の一つであった臨床検査技師になることを達成した今、日進月歩する医療の中で、常に学ぶ姿勢を崩さずに、多くの知識を吸収してチーム医療の一員として役割を果たせる臨床検査技師へと成長していきたいと思います。また、検査結果が患者さんの治療方針を決定する第一歩となる為、信用され信頼できる検査結果を提供できるよう努力したいと思います。この二つを新たな目標として掲げ、緊張感と責任感をもち日々の業務に取り組みたいと思います。