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キャリアパスの概要
AMGリハビリテーション部ラダー【段階的個別能力開発のしくみ】
導入にあたって
近年、PT・OT・ST に求められる能力も、幅が広くそしてより深くなっている傾向がある。対象疾患も増え、介入患者は多岐に渡っている。技術的な能力だけでなく、診療報酬・介護報酬改定時などは、病院・施設の運営においても、リハビリテーション科から意見を求められるほどである。
また、高齢化が進む中、対象患者・利用者の生活を守ることはもちろんのこと、厚生労働省が目指している在宅復帰促進やそのための生活の活動・参加へ働きかけ、在院日数短縮、医療費削減などリハビリテーション専門職はすべてに関わっていると言える。
リハビリテーション部は、PT・OT・ST に必要な基本的能力(入職後3 年程度で身に着けるべき技術・知識・考え方)は、働く施設(病院や老健)やステージ(回復期リハビリ病棟や老健通所リハビリ、訪問リハビリといったもの)において大きく変わるものではないと考えている。
そこで、ラダーにクラス1~クラス3 までの大方3 年間程度で身につけられる能力(基本的に施設や働くステージによって変わらない枠組み)を設定し、就職する施設によって学べることに差が生じないようにしている。
AMGリハビリテーション部 人財育成制度が目指すもの

人的資源管理に関わる委員会
委員会名 | 委員会の役割 | セラピスト個人が得るもの |
---|---|---|
育成委員会 | 人財育成の仕組みを作る | セラピストとして期待に応える能力を得る |
キャリア支援委員会 | 人財育成の仕組みを活用 | なりたい自分を考えるスキルを得る |
リハ部門運営会議 モチベーションマネジメント委員会 |
モチベーションマネジメント | 期待される役割・期待を果たすためのヒントを得る |

キャリアパス運用規定(抜粋)
AMGリハビリテーション部キャリア支援ポリシー
AMGリハビリテーション部は、
地域と組織に“愛”を抱き、
“やりがい”や“夢”をもって
働き続けられる
スタッフを育成する。
その為に、スタッフ1人1人が
自身のCan・Will・Mustを自覚し、
自律的・主体的に自身のキャリアを
考えられる力を育成する。
キャリアパスを運用する目的

キャリアデザイン
自身のMUST(すべきこと)・CAN(できること)・WILL(したいこと)を理解し、なりたい自分像(キャリアビジョン)に向かって行動計画を立案・実践していくキャリアデザインを行っていく中で、キャリアパスのML(マネジメントラダー)・クラス3修了者あるいは認定スペシャリストのいずれを選択するのか、どこまでを目指すのか等を自己決定することが重要

AMGリハビリテーション部キャリアパスのイメージ

AMGリハビリテーション部キャリアパスの進め方

ラダーを修了することによりセラピストとして行う職務を全うできる能力が担保される性質上、クラス3 まで昇級し、ラダーを修了することとする。
マネジメントラダーに関しては、自律的・主体的に考えたキャリアデザインを尊重し、昇級しない選択もありうる。ただし、組織管理上の必要性も考慮し、決定のすべてを本人に委ねるものではない。また、昇級しない選択をした場合に関しては、部下が当該職員の上位に就くことも容認したものとする。
キャリアデザインの見直し
キャリアは、時間的持続性・継続性をもった概念であり、人生における様々な転機を迎えることにより、役割や大切な人との関係性、日常生活、自分自身に対する見方の変化し、その影響を受ける。それに伴って、定期的ないしは節目での見直しが重要となる。
キャリアパス転換の方向

キャリアパス転換の方向 | 方法 |
---|---|
クラス3修了者からML選択者 | 所属長に申請し、面談の上、決定 |
ML選択者からクラス3修了者 | 所属長に申請し、面談の上、決定 |
MLからクラス3修了者 | 原則、認めない。やむをえない場合は下記の通りの手順にて進めること。 ①所属長に申請し、面談 ②所属長からリハ部長へ連絡 ③リハ部長との面談の上、決定 |
認定スペシャリストから クラス3/クラス3修了者/ML選択者/ML |
認定スペシャリスト運用マニュアルに規程する通り、以下のいずれかに該当する場合は失効する。
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