教育制度
  1. HOME
  2. 教育制度

キャリアパスの概要

AMGリハビリテーション部ラダー【段階的個別能力開発】のしくみ

導入にあたって

近年、PT・OT・ST に求められる能力も、幅が広くそしてより深くなっている傾向がある。我々が対象とする方の疾患・病期・病態・生活習慣・環境因子などは多岐に渡っている。技術的な能力だけでなく、診療報酬・介護報酬改定時などは、施設全体(病院・老健)の運営においても、リハビリテーション科から意見を求められることも多い。

また、少子高齢化が進む中、対象患者・利用者の生活を守ることはもちろんのこと、厚生労働省が目指している在宅復帰促進やそれを実現するための活動・参加への働きかけ、在院日数短縮、医療費削減などリハビリテーション専門職は重要な役割を担っていると言える

AMGリハビリテーション部は、PT・OT・ST に必要な基本的能力は、働く施設(病院・老健)やステージ(急性期・回復期・生活期・在宅・予防など)において大きく変わるものではないと考えている。

そこで、入職直後から開始する段階的個別能力開発(ラダー)において、基本的能力を身につけることを目的にクラス1~クラス3 まで段階的に能力開発をする仕組みを構築している。これにより就職する施設によって学べることに差が生じないようにしている。

AMGリハビリテーション部 人財育成制度が目指すもの

人的資源管理に関わる委員会

委員会名 委員会の役割 セラピスト個人が得るもの
キャリア支援委員会 キャリア支援に関わる現状把握と課題抽出および対策を講じることで、キャリアデザインを支援する 自身のキャリアデザインの考え方を学びヒントを得る
モチベーションマネジメント委員会 人財交流や内発的動機付けによって職員のモチベーション維持を支援する

モチベーションマネジメントの考え方を学ぶ

相談できる仲間を発見する

育成委員会

一般職を対象とした段階的個別能力開発の適正運用を支援し、クラス3修了者を輩出する

役職者を対象とした役割等級制度の適正運用を支援し、マネジメント職の育成を支援する

所属施設において、自身が求められている能力を知り、その能力開発を進めるヒントを得る

自身が求められている役割を知り、その役割遂行に必要な能力開発を進めるヒントを得る

認定スペシャリスト委員会

高い専門性を有している職員を対象に、所属施設内におけるニーズとのマッチングを確認し、専門性を発揮する機会創出の支援をする

認定スペシャリスト申請者および認定後の活動を支援する

施設内ニーズを解決するため、自身が保有する専門性の発揮の仕方についてヒントを得る

認定スペシャリスト活動のモニタリングと効果判定として活用

キャリアパス運用規定(抜粋)

AMGリハビリテーション部キャリア支援ポリシー

AMGリハビリテーション部は、
地域と組織に“愛”を抱き、
“やりがい”や“夢”をもって
働き続けられる
スタッフを育成する。

その為に、スタッフ1人1人が
自身のCan・Will・Mustを自覚し、
自律的・主体的に自身のキャリアを
考えられる力を育成する。

キャリアパスを運用する目的

キャリアデザイン

自身のMUST(すべきこと)・CAN(できること)・WILL(したいこと)を理解し、なりたい自分像(キャリアビジョン)に向かって行動計画を立案・実践していくこととなる。

このキャリアデザインを行っていく中で、キャリアパスに示すクラス3修了者としての多様な働き方・マネジメントラダーのいずれかを選択するのか、あるいは認定スペシャリストとして専門性を活用した働き方を目指すのか、自己決定することが重要だと考えており、AMGリハビリテーション部は自己決定を支援する体制を構築している。

AMGリハビリテーション部キャリアパスのイメージ

AMGリハビリテーション部キャリアパスの進め方

ラダーを修了することによりセラピストとして行う職務を全うできる能力が担保される性質上、クラス3 まで昇級し、ラダーを修了することとする。

マネジメントラダーに関しては、自律的・主体的に考えたキャリアデザインを尊重し、昇級しない選択もありうる。ただし、組織管理上の必要性も考慮し、決定のすべてを本人に委ねるものではない。また、昇級しない選択をした場合に関しては、部下が当該職員の上位に就くことも容認したものとする。

キャリアデザインの見直し

キャリアは、時間的持続性・継続性をもった概念であり、人生における様々な転機を迎えることにより、役割や大切な人との関係性、日常生活、自分自身に対する見方の変化し、その影響を受ける。それに伴って、定期的ないしは節目での見直しが重要となる。

キャリアパス転換の方向

キャリアパス転換の方向 方法
クラス3修了者からML選択者 所属長に申請し、面談の上で決定
ML選択者からクラス3修了者 所属長に申請し、面談の上で決定
MLからクラス3修了者 原則、認めない。
やむをえない場合は下記の通りの手順にて進める。
①所属長に申請し、面談
②所属長からリハ部長へ連絡
③リハ部長との面談の上で決定
認定スペシャリストから
クラス3修了者/ML選択者/ML
認定スペシャリスト運用マニュアルに規程する通り、以下のいずれかに該当する場合は失効する。
①更新がされない場合
②本人による申し出