AMG認定スペシャリスト制度
AMGリハビリテーション部認定スペシャリストの必要性
近年、我々をとりまく社会保障情勢は、超少子高齢社会に対応すべく、大きな変化の時期を迎え、リハビリテーションニーズは質的・量的に大きく変化している。
AMGリハ部はそのニーズの変化に応えるべく、多くのセラピストを雇用し、合計2,000名を超える理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍している。人財を得た各病院・施設のリハビリテーション科は、「質の担保」と「人財育成」が必要となった。また、時代が変化している中で、リハビリテーションを受ける側、実施する側、協働する側とその変化に対応しきれない場面もある。したがって、変化する状況を説明できる「相談窓口」の必要も生じている。このような状況の中で、専門知識・技術を発揮できる人財が今まで以上に求められ、リハ部が社会貢献していくためにはスペシャリストの育成は必須となる。一方、専門知識・技術だけでは十分に社会貢献ができない場面もある。そこで、各施設に必要となる課題の抽出能力や計画性、人物面も含めた評価を実施し、社会貢献できるスペシャリストを育成していく。
認定スペシャリストの目的と定義
AMGリハビリテーション部に在籍する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が高い専門性を発揮し、患者・利用者・家族・地域住民に対して貢献することを目的とする。また、認定スペシャリストの活動を通して「働きがい」「やりがい」に寄与することも目的の一つとする。
認定スペシャリストは、AMGリハビリテーション部で示される「期待されるスペシャリスト人財像」を目指したものであり、AMGリハビリテーション部として各施設統一の資格認定制度となる。
期待される認定スペシャリスト像
認定スペシャリストは、その専門知識・技術を発揮し、「組織におけるリハビリテーションの質の担保」、「人財育成」、「セラピスト・対象者・関連職種からの相談窓口」としての役割を果たすことが期待される。また、役割を果たすに当たって、施設の状況を理解し、評価可能なアウトカムを備えた計画を立案し、それに基づいて実施することが必要となる。このような指導的立場や相談を受ける立場で業務を遂行する際には、模範を示せる人物であることも望まれる。
認定スペシャリストの申請
- 「AMGリハビリテーション部ラダー」クラス3修了者以上。
- AMGリハビリテーション部認定スペシャリスト認定基準に該当する資格を取得している。なお認定基準に該当する資格以外にも、以下の(ア)~(ウ)の条件を加味して検討し、AMGリハビリテーション部運営会議で満たしていると判断した場合は認定スペシャリストの申請を認める。
(ア)一定の研修期間がある
(イ)試験による能力評価がある
(ウ)更新制度がある