感染制御専門薬剤師セミナー|上尾中央医科グループ薬剤部

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感染制御専門薬剤師セミナー

抗菌薬治療と感染制御の内容を両立して研修し、両者におけるスペシャリストを育成するセミナーです。

目標

感染制御をマネジメントする薬剤師を全病院に必要数(1~2名)配置する。

【感染制御専門薬剤師の役割】

院内感染対策における薬剤師の役割としては、①消毒薬の適正使用、②抗菌薬の適正使用、③抗MRSA薬などの薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring:TDM)業務と投与設計、④医薬品情報(DI)活動、⑤注射薬の無菌混合調製・配合変化回避、⑥輸液療法と栄養管理などがあげられます。 
現代の消毒薬や抗菌薬などは、優れた効果が期待される利点を持つ反面、使用法を間違えると副作用や耐性菌の問題が発生します。感染制御専門薬剤師には各薬剤の特徴に合わせて適正使用が求められ、複雑化する医療のなかで消毒薬や抗菌薬の専門家として活躍することが期待されます。また、院内感染対策チームの一員として、院内ラウンドや抗菌薬などのサーベイランスに参画し、院内の感染対策マニュアルの作成や改訂を行い感染防止対策に貢献することが期待されています。

【2021年度の開催プログラム】

第64回
  • 腎障害患者に対して VCM・MEPM の投与設計を行った症例
  • 外傷後骨髄炎疑いに対して抗菌薬選択を行った症例
第63回
  • Streptococcus dysgalactiae 菌血症と真菌性眼内炎に対し抗菌薬と抗真菌薬の提案を行った症例
  • Bacillus cereus 菌のカテーテル関連血流感染に対して薬剤師が関与した症例
第62回
  • 透析患者の MRSA 肺炎に対するバンコマイシンの投与設計
  • スルバクタム・アンピシリンに薬疹歴のある尿路感染症患者に対して、抗菌薬選択にかかわった症例
第61回
  • Streptococcus dysgalactiae 化膿性椎間板炎に対し、PCG の副作用から他剤を検討した症例
  • E.coli および Klebsiella pneumoniae(ESBL)が検出された尿路感染症・菌血症に対してCMZ を提案した症例

感染制御専門薬剤師育成セミナー 実施案内