教育・研修

第5回AMG放射線部 消化管技術研究会

日時:平成27年3月19日(木)14:50~17:15
場所:神田アベビル
報告者:曽根 達也

第5回AMG放射線部消化管技術研究会が26名の参加者で開催されました。
今回の特別講演では神奈川県労働衛生福祉協会 総合健診センター所長の今村清子先生より「技師読影のポイント 撮影中(気づき)の大切さ」のテーマでお話をいただきました。
胃体部後壁は内視鏡で接線となり見えづらいため、上部消化管撮影でしっかりと描出させる必要があることなど、内視鏡画像との比較をしながら的確なアドバイスをしていただきました。また、読影医師が見やすく診断しやすい画像を提供できるよう、透視下で異常を確認したら追加撮影を積極的に行って欲しいとのご要望もいただきました。

症例報告会では、伊奈病院より噴門部前壁の2型進行がん、深達度pSSの胃X線像が示されました。X線像では辺縁の隆起存在は明らかでしたが、陥凹の存在を明確に指摘できる所見に乏しく、噴門部付近の描出と読影の難しさを痛感した症例でした。
勝田病院から報告された症例画像は、胃体下部前壁の陥凹が浅く小さな病変でしたが、粘膜ヒダ先端の中断像と淡いバリウム班の中に小顆粒状陰影を確認でき、陥凹の境界も明瞭なことからⅡc型で深達度はMと判断できる精度の高い情報量が豊富な画像でした。
メディカルトピア草加病院からは「胃粘膜下腫瘍の術前検査に求められること」のテーマで発表されました。SMTは発生部位により術式が変わってしまうため、手術前の検査では上部消化管撮影と内視鏡だけではなくCT検査と併用すべきであり、CT検査前には発泡剤や水を飲用させ胃を拡張させ病変を描出しやすくする工夫が必要であるとのことでした。

今回の研究会では、技師読影の必要性を再確認することのできる内容となりました。今後も撮影技術とともに読影力を向上できるよう努力していきたいと思います。

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第11回AMG放射線部 埼玉東ブロック研修会

日時: 平成27年2月21日(土)15:00~17:00
場所: 吉川中央総合病院 会議室
報告者: 関谷 薫

平成26年度AMG放射線部埼玉東ブロック研修会は、吉川中央総合病院にて29名の参加者にて開催されました。開会の挨拶では吉本議長より、来年度に向けた放射線部の主要な活動方針の説明があり、今後もAMG主催の研修会に参加して自己研鑚をしていくよう提言がなされました。

基調講演ではグリッドを用いることなく、実グリッドと同等のコントラストの画像が得られる新画像処理について学びました。

施設演題では、吉川中央総合病院よりMRIアーチファクトの改善についての発表にて、要因・低減方法・改善対策など、良好な画像を得るためには我々の手腕に掛かっている事を理解しました。また、メディカルトピア草加病院からの女性の骨盤臓器脱の観察を目的としたMRI撮像方法の検討では、撮像前に検出能が良好なポジショニングと息止めの練習を行い、診断価値の高い画像を提供しているとの発表がありました。最後に杉並リハビリテーション病院の発表では、回復期リハビリ病院入院時検査の多職種連携として、入院時の放射線の検査に他の職種のスタッフが立ち会い、患者の行動を観察することによって早い段階でADLの決定が可能になったとの報告がありました。

また、本日の午前中は施設見学会が行われました。埼玉東ブロックの各病院から数名のスタッフが吉川中央総合病院で業務見学を行いました。撮像方法・業務フローを間近で見学することにより、自施設との比較・改善点などを抽出することができました。
今後も埼玉東ブロック研修会を毎年開催し、各施設間で情報共有を図っていきたいと思います。

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第7回AMG放射線部 千葉ブロック研修会

日時: 平成27年2月14日(土)15:30~17:20
場所: 柏厚生総合病院 別館会議室
報告者: 吉見 利弘

今年度の千葉ブロック研修会は柏厚生総合病院で開催されました。 田中部長の開会挨拶では、AMGグループの収益、放射線部での収益、モダリティ毎の件数・点数など普段あまり目にしないデータを分かりやすく説明していただき、日常の業務がどのようにグループに貢献しているかを知る良い機会となりました。

メーカー講演では富士フィルムメディカル㈱の御協力により「VirtualGrid処理 DynamicVisualizaition処理」についての講演をして頂きました。
VirtualGrid処理機能があることで、グリッドを使用せずにポータブル撮影が可能になり、斜入による濃度ムラが発生しない。撮影効率が改善される。高画質化できる等の効果を期待できます。 DynamicVisualizaition処理は、広いラチチュードで診断画像調整の幅が広くなり、適正な濃度コントラストを維持した上で、X線吸収差の大きな領域の情報を描出することが可能になります。今後、どの施設にも導入されていく必須の機能だと感じました。

施設演題では各施設1演題の合計5演題の発表があり、質疑応答は些細な疑問でも発言できる良い雰囲気で行われました。

・柏厚生総合病院 『当院における医療被ばく低減施設認定取得への取り組み(CT編)』
・船橋総合病院 『当院におけるトモシンセシスの使用経験』
・千葉愛友会記念病院 『NICU開設における当院放射線科の取り組み』
・津田沼中央総合病院 『上部消化管症例検討』
・勝田病院 『当院のガンマーナイフの概要について』
自施設以外を見る機会が少ないのでとても有意義でした。

また、本日の午前中は各施設より1名が参加して、柏厚生総合病院を見学しました。 今後も研修会・研究会などの時には施設見学が実施され、良い刺激や発見、情報共有に役立っていければと思います。

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第14回AMG放射線部 CT技術研究会

日時: 平成27年2月7日(金)15:00~17:00
場所: 第一三共(株)埼玉支店第3・4会議室
報告者: 澤田 英二

第14回AMG放射線部CT技術研究会は、土曜日の午後、さいたま新都心で34名の参加で開催されました。開催にあたり田中部長より、CT検査は放射線部の業務において、中心的な役割を果たしており、
被ばく低減など新しい技術や知識を、この研究会を通して学んで頂きたい、とのお話がありました。

基調講演では、TDCについて「注入時間一定法」で再現性の良い造影効果を得るためには、どのような撮影タイミング/投与量が良いのか、前向き調査の結果と、主解析/サブ解析のデータを元に、わかりやすく勉強することができました。

施設演題では、浅草病院と東大宮総合病院から2題の発表がありました
。 浅草病院からは鼠径ヘルニアの術前CT撮影について、鼠径部を除圧することでヘルニアと下腹壁動静脈との位置関係が明瞭になる「腹臥位リフティング法」が有用であると発表がありました。

東大宮総合病院からは、SSPzの説明と、微小球体法に画像解析ソフト(ImageJ)を使用して、異なるピッチのFWHMの比較と測定方法について、デモンストレーション形式での発表がありました。
今回の研究会では、装置の性能評価や、病変部位を容易に抽出できる撮影方法について考え、自施設での運用方法を見直すのに、たいへん貴重な内容でした。
ここで学んだことを、今回参加できなかった職員と情報共有し、研鑚していきます。

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第6回AMG放射線部 MRI技術研究会 

日時:平成27年1月30日(金)15:00~17:00
場所: 東芝メディカルシステムズ㈱首都圏支社
報告者: 小笠原 光邦

初めに、田中部長よりH26年度AMGグループ放射線部の経営状況について、下半期から右肩上がりに順調に推移していることがご報告されました。そして、マネージメント委員会の報告から、今後向かえる超高齢化社会に伴う労働人口の減少について2025年問題を中心にお話しをいただき、第6回AMG放射線部 MRI技術研究会の開会となりました。

講座では、非造影MRAの基礎としてTime SLIP法とFBI(心電同期法)について撮影の原理やデータ収集方法など各々詳細なご講演をいただき、改めて再認識することが出来ました。

次に心臓MRIの基礎では、解剖や心臓の機能についてご講演いただきました。心臓の撮影方法については、基本撮像断面や撮影シーケンスなど画像を交え、基礎部分からご説明していただき、非常にわりやすく容易に理解を深めることができました。

最後の施設演題では、三郷中央総合病院の『心臓MRI検査の現状』についてご講演がありました。 実際の臨床現場で用いられている撮影シーケンスや撮影の流れやその時間、撮影断面や撮影時の問題点などの説明をいただきました。検査を行っている施設には新しい発見と改めて再確認する内容も含まれ勉強になりました。また、心臓MRI検査を行っていない施設にとってもMRI検査の知識を高められる内容でした。

今回のMRI研究会では心臓MRI検査を中心に行われましたが、他施設の方々と他の撮影部位についても多くの情報交換を行うことができ、非常に有意義な研究会となりました。

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第4回AMG放射線部MMG技術研究会

日時: 平成26年12月10日(水)15:00~17:00
場所: 上尾中央総合病院
報告者: 中島 有里

平成26年12月10日、上尾中央総合病院放射線技術部にて第4回AMG放射線部MMG技術研究会が 21名の参加で開催されました。
年に1度の初心者向けの講習として、マンモグラフィーの基礎であるポジショニングについての講義と実技が企画されました。

講義では、ポジショニングに必要な簡単な病理と実際の手順、合格基準などの説明がありました。 乳房の可動部位を最大限に利用した引き延ばし方が重要であり、立体的な乳房の乳腺を2次元の画像に歪みなく写し出すことは、微小石灰化の分布把握に繋がり、読影の際に腺葉を進展する乳癌の区域性変化を発見し易くなることを理解しました。また、乳がんの一番多いとされるC領域を、指の腹で十分に押し広げることで、圧迫圧が乳房全体に均一にかかり、受診者の痛み軽減にも繋がります。
講義だけでは分かり難い技師の手の使い方を実技で細かく説明され、実際にファントムを装着しての受診者側立ち位置や辛い態勢なども体験しました。
最後に、普段のポジショニング時における悩みへの改善アドバイスがその場でもらえるなど、現場に持ち帰ってすぐに実行できる内容が沢山ありました。

MMG技術研究会はこれからも、乳房を左右対称に撮影することだけでなく、受診者に優しくありながら病変を見つけ易いポジショニングの指導に力をいれていきたいと思います。

第4回AMG放射線部MMG技術研究会

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第17回AMG放射線部 神奈川ブロック研修会

日時:平成26年11月22日(土)15:00~17:00
場所:桜ヶ丘中央病院
報告者:清水 陽介

平成26年度の神奈川ブロック研修会は桜ヶ丘中央病院で行われました。
研究発表では複数の輝度計を用いたモニタ管理の比較やCTの電圧、ピッチ等の様々なパラメータを変更し、画像へ与える影響と比較が発表されました。
また、講演では前半はモニタに関する基礎的な知識からモニタの選び方、後半は実際にモニタを使用して不変性試験の方法が実演されました。
現在、AMG内のほとんどの施設でモニタ診断を行っており、モニタの管理は新たな放射線技師業務の一つとなっています。その中で不変性試験の方法や試験から得られるデータの取扱いについてはまだまだ知識不足の部分があります。そのため、この貴重な機会に少しでも情報を得ようと参加者からは多くの質問があがり熱心に聞き入っていました。
ブロック研修会は情報交換も目的の一つとしており、今回は施設見学もさせていただきました。
自施設との業務の流れの違いや業務中のちょっとした工夫など様々な意見交換が行われ、特に若手は他施設の撮影室や業務風景を見る機会が少ないため興味深々に見学を行っていました。
今回の研修で得られた知識を自施設でも取り入れ、業務効率・作業環境がより良くなるよう努めて参りたいと思います。

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第4回AMG放射線部 消化管技術研究会

日時:平成26年10月29日(金)15:00~17:30
場所:ガーデンシティ御茶ノ水
報告者:岩本 雄治

第4回となるAMG放射線部消化管研究会が平成26年10月29日に30名参加のなか消化管業務ラダー職能レベル「ジュニアーレベル(JL)」を対象として行われた。

開会の挨拶で吉本議長より、AMG内にて検診における上部消化管造影検査件数が年々増加傾向であり、今後も増加していくであろうと報告された。また、来年4月から施行される下部消化管検査でのカテーテル挿入および造影剤注入など、業務範囲拡大についても説明された。

バリウム検査における安全性情報では、硫酸バリウム製剤の添付文書の改定内容について報告があり、その改定の根拠となった症例の説明があった。改めてバリウムの使用方法について、問診の確認、十分な水分摂取の指導と下剤投与についての注意を促すような内容であった。

また今回は八潮中央総合病院作成の動画による胃X線検査の基準撮影法についての説明があった。
撮影室内の受診者の動きと透視中の動画が同時に映され、各体位での撮影のポイントの解説により、実際に撮影検査現場にいる雰囲気で臨場感たっぷりの説明であった。その後、東川口病院より二重造影像の成り立ち基本成分について、病変の形状を含め、気泡、残渣、しずく、はじき像、たまり像、接線像の鑑別や前後壁の判定などを参加者の判断を確認しながら進行し、二重造影像の基本的な見方について習得できた。

そして最後に東大宮総合病院から提供された画像にて症例検討会を行った。
胃角小彎やや前壁よりの20×11mmの0-Ⅱc型、well to moderately differentiated tubular adenocarcinoma(tub1>tub2)、深達度:Mの胃X線像が最初に示された。
胃角小彎の陥凹性病変は前壁二重造影にて正面像はとらえにくく、圧迫像にて陥凹のたまりと陥凹辺縁の棘状の変化と集中する襞先端が僅かに隆起した像をとらえており、明らかな悪性所見を認めた。
深達度について今回のX線像ではMの判断は難しく思われた。
また、胃体部後壁小彎寄りに、二重造影で明らかなconverging fold(+)を認め、襞の不整所見や陥凹所見(-)で潰瘍瘢痕の可能性を指摘したが、分化型Ⅱcの可能性を完全に否定するには至らなかった。改めて、scarとⅡcの鑑別の難しさを痛感した。

今回のテーマは「基準撮影法の基礎」であったが、参加した技師たちの撮影技術と読影レベル向上のための有意義な研究会であり、AMGでの基準撮影法の普及に繋がっていくものと確信した。

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第10回AMG放射線部 埼玉西ブロック研修会 

日時: 平成26年10月25日(土)16:00~17:30
場所: AMG学習館2F研修室
報告者: 阪尾 勉

一般演題では造影CTの撮像プロトコールについての発表がありました。各施設の参加者は改めて撮影部位によるプロトコール作りの重要性を再認識しました。

特別講演では、聖隷福祉事業団法人本部の日下部先生より聖隷病院グループの経営方針、及び取り組み方についてお話しを戴きました。AMGと共通する部分も多くあり、聖隷グループ独自の取り組み方に参加者達も興味深く傾聴していました。聖隷グループの赤字病院を如何に建て直したのか、ご本人の体験談も踏まえた経営改革メソッドをお聞きすることが出来ました。

また、先生独自の人材開発教育論を展開され、診療放射線技師が病院経営に関る為には、如何に人作りが大切かを語られていました。全体のお話を通じて、先生のメッセージ性を参加者全員が感じられた素晴らしい内容の講演でした。

 

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第13回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:平成26年9月18日(金)15:00~17:30
場所:GE株式会社 埼玉支店
報告者:関谷 薫

第13回AMG放射線部CT技術研究会は、さいたま新都心にて開催されました。
開会の挨拶では吉本議長より、AMGにてCT検査件数が年々増加していることや、来年度から実施とされる造影剤の血管内投与に関する説明がありました。
基調講演ではCT被ばく線量低減技術の変遷として、撮影線量を低減させても、SD値を向上させる技術に関する知識を逐次近似法を中心に習得することができました。
施設演題では東大宮総合病院から2演題あり、認定資格取得推進・院内勉強会の定期開催・学術大会への参加、発表の取り組みに関しての紹介。CT装置の性能評価の指標であるMTFを実際に測定することが大変有意であったとの紹介がありました。
三郷中央総合病院からは128スライスCT装置への更新に伴い、新たに可能となった技術や今後の課題を中心とした使用経験の紹介がありました。
津田沼中央総合病院からは乳腺造影CTの撮影プロトコルの紹介がありました。
今回のCT技術研究会を通して・・・
放射線をめぐる社会的関心増加に伴い、被ばくを伴う検査に関する説明や線量最適化の重要性が増していることにより、診療放射線技師は線量と画質のバランスを保ちつつ、患者様の不安を取り除き、安心して検査が受けられる技術を求められていることが理解できました。

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第5回AMG放射線部 MRI技術研究会

日時:平成26年8月29日(金)15:00~17:00
場所:株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
報告者:小笠原 光邦

はじめに田中部長より、AMG放射線部技術研究会にて今年度からクリニカルラダーのジュニアレベルを開催すること、AMGグループ放射線部のH22年度~H26年度までの業務が全体的に増加傾向にありその中でもMRI検査は全体の2~3割を占め、H24年度4,000件/月から現在までに6,000件/月になり今後も増加傾向にあるというお話しを頂きMRI技術研究会は開会しました。

第1部のMRI撮像基礎講座では、様々な部位に関して行っているMRI検査において、目的部位にあったコントラストを得るためにどのようにパラメーターを設定してコントラストをつけていくのか?
それからSpin EchoとGradient Echoとの違い、代表的な頭部ルーチンの撮影方法など各題目について詳細に講演を頂き、MRIの基礎を振り返るとともに改めて解り易く理解することが出来ました。
今回の講演を受講し基礎的な部分を理解したことでMRI検査における画像の性質や特徴をしっかりと身に付けることができました。

次にMRI検査安全対策の講演では、船橋総合病院でのMRI検査における注意事項についての講演を頂きました。実際の医療現場の業務に即した内容となっており、具体的な事例については明日からでも各施設に持ち帰り改善に結びつけることが出来る内容で非常に参考になりました。
その為、講演後には他施設からも質問や資料の問い合わせもありました。
AMG技術研究会では情報とともに資料も容易に提供できるなどグループの強みがあることを感じたとともに、今後、MRI検査を始める前の講習会として基礎講座の必要性を感じました。

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第3回AMG放射線部MMG技術研究会

日時:平成26年7月31日(木)15:00~17:30
場所:シーメンス本社
報告者:中島 有里

開会の挨拶にて、AMG放射線部 田中部長より放射線部技術研究会の方向性についてのお話がありました。年2回の開催予定となっておりますが、今年度よりクリニカルラダーのレベル1・2を考慮した初心者向けの内容を年1回開催するように準備を始めているとのことでした。

メーカー講演では「デジタルマンモグラフィの最新情報と精度管理」をテーマに、トモシンセシスの原理や現状を講義して頂きました。
理想となるトモシンセシスとは

① 振り角が大きい ② 照射回数が多い ③ 被ばく線量が少ない ④ 皮膚面から対側皮膚面までの描出が明瞭であること ⑤ 撮影時間が短い、これら5点全てが備わっていることだそうです。

現状では各装置メーカーが上記のうちの2~3点を長所として取り入れて製品化しているのが限界で購入の際の比較ポイントになると考えました。
また、トモシンセシスは従来の2D画像では判別し難い内部の病変も認識し易くなりますが、一度に得られる画像枚数はシーメンス社製で25枚となり読影をする側には負担が大きく、用いる場面を各施設で検討する必要があると思いました。(会場では実際のビューワーを用いての説明も有り、画面を近くで見て読影を体験する事が出来ました)。
2D撮影の新しい機能として、グリッド無しの低被ばくモードを搭載。散乱線はソフトウェアで除去することが出来るため、低被ばく撮影として検診や術後のフォロー等にお勧めしたいとのことでした。

MMG研究会では、今後も撮影技術や読影などの知識だけではなく、このような新しい情報も常に取り入れてお届けしていきたいと思います。

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第29回AMG放射線部合同研修会

日時:平成26年5月10日(土)15:00~17:30
場所:島津製作所 東京支社
報告者:島田 諭

AMG放射線部全体での研修会は、今回で29回目の開催となりました。
始めに田中部長より今年度のキックオフが行われました。
地域に密着した医療、良質な医療の提供のためのQI(クオリティインディケーター)の評価。
診療放射線技師育成のためのクリニカル・マネジメントラダーを用いた教育システム。
放射線部における研究発表(目標20病院50題以上)、医療被ばくの管理、働きやすい環境作りなどの施策が挙げられ、心構えと価値観としては卓越性・人間性・利他主義・説明責任であることが述べられました。
これからの医療におけるキーワードは医療の質・人材育成であり、AMG放射線部の診療放射線技師は他職種の追随を許さない、知識・技能・態度を有することを目標とする。

特別講演では、愛知県刈谷豊田総合病院の佐野幹夫先生による「企業立病院の経営戦略と放射線技術科の役割」の講演がありました。
近隣に愛知で1番の病院がありながら、どのように患者を獲得してきたかというお話をして頂きました。
これからの放射線部は医療連携相談室との連携を計り、近隣の医院やクリニックの先生方に当院を活用して頂けるように医療資源の詳細な紹介を実施していくことを提言されました。
できませんとあれこれ言い訳を考えるなら、できるよう何かを考える事が重要であると、実例を基に紹介して頂きました。

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H26年度AMG放射線部 新入職員研修会

日時:平成26年4月3日(木)14:00~17:30
場所:上尾中央総合病院
報告者:中橋 義秋

平成26年度AMG放射線部新入職員研修会が、平成26年4月3日に開催されました。
今回は上尾中央総合病院放射線技術科と放射線部人材育成委員会による共同開催であり対象者は放射線部新入職員21名であった。
AMG放射線部田中部長の放射線部概要と目標管理についての講義から始まり診療放射線技師に必要な接遇スキル、被ばく低減、最新の放射線治療技術、医療情報ネットワーク、造影剤の基礎知識と安全管理、医療人・社会人としての教育システム、個人情報管理と多岐に亘った研修は、熱のこもった講師陣により予定時間を30分ほど過ぎて終了した。
この研修で診療放射線技師としての第一歩を学び、それぞれの現場で活躍してくれるものと信じている。

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