教育・研修

第32回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:2023年3月9日(木)14:05~16:30
場所:リモート研修会
報告者:市村 孝幸

今回は前回からの続きになり、救急領域(腹部)をテーマとして、これより当直業務を担当する若い診療放射線技師の知識と技術向上を目的としました。

一. 【見逃さない 腹部領域 ~E T U D E リスト を用いて~】

・ ETUDEリストの説明  上尾中央総合病院 茂木 雅和
・ 上腸間膜動脈閉塞症/解離  伊奈病院 根岸 亮平
・ 消化管穿孔  東川口病院 中村 文奈
・ 腸管絞扼  浅草病院 藤井 修平
・ 非閉塞性腸管虚血(NOMI)  三郷中央総合病院 関口 敬雄

上記における症例画像を用いて、チェックリストに沿った解説を行いました。

第二部 ディスカッションテーマ【急性腹症】

演者2名による進行にて、急性腹症とされた画像を提示してディスカッションを行い、視聴者にもご意見を伺う形(ETUDEチェックリストを利用しての評価)といたしました。

解説だけでなく、撮影時の注意点や撮影技術についてのお話もあり、画像の見方についてとても参考になる講義でした。

アンケート結果では参加型ディスカッションが好評でしたので、次回以降もディスカッションの内容を充実させ、参加者にとって有意義な会になるように運営したいと思います。

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第23回AMG放射線部MRI技術研究会

日時:2023年2月4日(土)14:00~16:30
場所:リモート研修会
報告者:保坂 俊学

2022年度3回目となりますMRI技術研究会をWEBにて開催をさせていただきました。

未だ続く感染症の流行により、業務が圧迫され大変な時期にも関わらず、67名という沢山の方々に参加していただきました。各病院でご配慮いただけたことに、心より感謝を申し上げます。

基礎講座①では、シーメンスヘルスケア株式会社 利根 裕史様より『勾配磁場とK空間』について、ご講演をいただきました。

基礎でありながらも、学び始めると初めに躓くことの多い演題を初学者でも分かりやすく丁寧に解説していただいたお陰で、参加者にとってとても満足度の高い講演となりました。

基礎講座②では、吉川中央総合病院 内田主任より『アーチファクト』について、ご講演をいただきました。MRI検査では必須となるアーチファクトへの対策を、種類・対処法を中心に詳しく解説していただき、翌日の業務から直ぐに活かせる内容でした。

臨床講座では三郷中央総合病院 松村主任より『前立腺』について、ご講演を頂きました。

推奨シーケンスやPI-RADSによるカテゴリー分類等、前立腺を検査するために必要な内容で解説していただきました。

ディスカッションは臨床講座から移行して『前立腺』について行われました。

東川口病院 鎌田主任が司会となり、各パネラーと、造影の必要性や蓄尿する意味合い、各病院の取り組みについてディスカッションしていただきました。他院の取り組みを伺える機会はなかなか無いと思いますが、グループとしての良さを活かした実践的なディスカッションになりました。

今回も多くの方々にご参加いただき、誠に有難う御座いました。今後も皆様に寄り添う研究会であり続けられるように努力してまいります。

第23回AMG放射線部MRI技術研究会

第23回AMG放射線部MRI技術研究会 第23回AMG放射線部MRI技術研究会

第23回AMG放射線部MRI技術研究会

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第2回AMG放射線部 全ブロック研修会

日時:2023年1月21日(土)14:00~16:00
場所:リモート研修会
報告者:小笠原 光邦

今年度のブロック研修会も、コロナ禍における感染予防対策として、ブロック毎の集合型開催では無く、合同でのWEB開催(Zoom)を企画いたしました。

当日は126名(埼玉西ブロック34名、埼玉東ブロック38名、千葉ブロック37名、神奈川ブロック17名)の出席者が集い開催されました。

講演内容は、昨年に引き続き「ノンテクニカルスキルを極める Part2」をテーマとして、前回のアンケート結果を元に決めました。

第2回AMG放射線部 全ブロック研修会 第2回AMG放射線部 全ブロック研修会
第2回AMG放射線部 全ブロック研修会 第2回AMG放射線部 全ブロック研修会

講演①『Aquilion ONE 使用経験 ~AiCEとVOLUME SCANの活用~』 八潮中央総合病院 尾崎 侑也

最新CT装置Deep Learningの応用再構成法(AiCE)を活用することで、患者様への大幅な被ばく低減が可能となっていることや、整形外科領域を中心としたVolume Scanの実際の活用法について解説していただきました。

講演②『造影剤副作用の診療放射線技師の対応』 津田沼中央総合病院 間浦 雄介

造影剤の基礎的な副作用とその危険因子についての解説、実際に使用されている問診票や同意書、造影剤投与後の遅発性副作用の説明書もご紹介いただきました。最後には、津田沼中央総合病院にて行われている副作用発生時対応シミュレーションのトレーニングについても解説していただきました。

講演③『問題解決のための論理的思考』 さがみリハビリテーション病院 主任 中村 聡志

問題には ①発生型 ②設定型 ③潜在型 の3つ種類があり、発生した問題を解決するためのステップである 論理的思考、5W1H、MECE(ミーシー)、ロジックツリー、クリティカルシンキングについて事例をふまえて分かりやすく解説していただきました。

講演④『学術研究発表をはじめる3つのコツ』 上尾中央総合病院 係長 佐々木 健

日頃のちょっとした疑問を実際に検証して、そのことを言葉にする。 そしてそこからどういうことを目的に、この問題を解決するかの狙いを定めて進めることが重要であることを、学術研究発表をはじめる3つのコツ ①やってみる ②言葉にしてみる ③狙いを正確に として、ご講演いただきました。

どの講演も興味深く印象に残る内容となりました。

本日の研修会で学んだ事を活かし、明日からの業務に役立てていただければ幸いです。

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第31回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:2022年11月29日(火)14:05~16:20
場所:リモート研修会
報告者:平澤 真

今回のテーマは救急領域(頭部、胸部)として、これから当直業務を担当する若い診療放射線技師の知識と技術向上を目的としました。

第一部【救急撮影のABC 浅草病院 島田 諭】では、救急撮影開始前から撮影までに必要な知識や撮影法等の講義がありました。救急救命処置ABCDEサイクルから救急患者の身体所見の必要性、撮影ポジショニング、外傷CT画像の解説、そして全身CT撮影までと、多岐にわたる内容で基礎知識を習得するにはとても良い講義でした。

第二部【救急 領域の疾患 ~みんなでディスカッションしよう~】は、視聴者参加型としました。
ETUDEチェックリストを活用した問題形式でのやりとりがあり、解答を評価していく形で進行されました。

第二部の内容としてはディスカッションと視聴者参加型の形式に取りくみ、ETUDEチェックリストを活用し○×の評価をする形で進行した。

疾患の紹介だけでなく、撮影する際の注意点、撮影技術、そして、実際の画像を見て確認をしていくという内容でしたが、どのように画像を見れば良いかということが分かる、とても参考になる講義でした。

最後に、司会者と演者2名によるディスカッションがあり、内容がより濃密なものになりました。
アンケート結果にもポジティブなご意見が多く、リモート開催では今回のような内容をお送りすることが良いと思いました。

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第19回AMG放射線部MMG技術研究会

日時:2022年11月10日(土)15:00~17:00
場所:リモート研修会
報告者:原田 かおり

今回の研究会も感染状況を鑑みて、28名の参加者を迎えリモートにて開催しました。
テーマをMMGの被ばく管理、施設認定取得として、参加者のスキルアップを図ることを目的としました。

「乳房撮影室における空間線量測定」 上尾中央総合病院 市浦京子
空間線量測定は、自施設であまり測定することがないため、測定方法、線量分布作成を具体的に学ぶことができました。この結果をもとに、線量分布を可視化し効率的に職業被ばくを低減することが可能となります。今後の課題として、他職種へのフィードバックが大事であるとの意見が挙がりました。

「MMG検査での被ばく相談Q&A」 白岡中央総合病院 石田仁子被ばく相談は、患者様が何に対して不安に思っているかを傾聴、内容を理解して個々の患者様に合わせた説明を差し上げることが大事だと学びました。実際の事例をもとに作成されており、模範解答として直ぐに現場で使用できる内容でありました。

「施設認定取得におけるマンモディーテ活用法」 八潮中央総合病院 菊田千春技師が一次読影にマンモディーテの読影レポートを利用しているため、所見検索機能で効率的に選定することが可能である。また、次回の画像選定を読影レポートだけでなく、RISのコメント機能も利用しているとの内容でありました。

「施設認定取得への道~より高い評価を目指して~」 船橋総合病院 武藤麻衣子施設認定に必要な項目、画像選定のポイントなど、A認定を取得した施設ならではの情報が盛り込まれており、今後に取得を検討している施設や更新する施設にとって、重要となる内容でした。

「もう一度考えよう‼ポジショニング」
~マンモグラフィ施設・画像評価への提出画像 AMG8施設の比較を参考にしながら~

提出画像の評価を参考に、どうすればより良い画像になったのかをディスカッション形式で話し合いました。当研究会では、施設認定を取得していない施設へのバックアップを行っていく方針なので、今回の開催内容が取得の際に役立てて頂けたら幸いです。今後もMMGに携わる悩みや疑問点を解決できるように、運営委員一同努めていきたいと思います。

第19回AMG放射線部MMG技術研究会 第19回AMG放射線部MMG技術研究会
第19回AMG放射線部MMG技術研究会 第19回AMG放射線部MMG技術研究会

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第22回AMG放射線部MRI技術研究会

日時:2022年10月15日(土)14:00~16:15
場所:リモート研修会
報告者:小堀 昌宏

第22回AMG放射線部MRI技術研究会
今回は以下のような内容でお送りいたしました。
特別講演 「高速撮像技術 ~Parallel Imaging & Compressed Sensing~」
基礎講座 「脂肪抑制法」  臨床講座 「手関節MRIについて」
ディスカッション 「手関節検査について」

「高速撮像技術 ~Parallel Imaging & Compressed Sensing~」では GEヘルスケア・ジャパン株式会社 森山 様よりパラレルイメージングの原理と特徴、今後のMRI検査で重要になるだろう圧縮センシングについて学ばせていただきました。

「脂肪抑制法」では、脂肪抑制の種類の紹介と特徴の解説があり、理解の難しい部分を分かりやすい図で説明をしてくださいました。特にIDEALの解説はとても好評でした。

「手関節MRIについて」では、手関節の解剖、疾患、ポジショニング方法による画像の違いなどを解説していただきました。自身の職場でのポジショニングに対して、見直しができる内容でした。

臨床講座にて手関節MRIに関することを学び、そのまま手関節検査に関するディスカッションとなり 各施設の撮影方法や工夫などが話し合われました、他施設との情報共有を図る良い機会となりました。

今回は58名の方々にご参加いただき、アンケート結果からもご満足いただける内容であったと実感しております。今後も満足していただける研究会を目指して、アンケート結果を吟味してプログラムを構成したいと思います。

第22回AMG放射線部MRI技術研究会 第22回AMG放射線部MRI技術研究会

第22回AMG放射線部MRI技術研究会

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第6回AMG放射線部リフレッシュセミナー

日時:2022年9月3日(土)14:00~17:30
場所:リモート研修会
報告者:山形 忠史

2022年度のAMG放射線部リフレッシュセミナーは、各施設の参加対象者20名と運営陣を含んだ総勢35名で開催されました。

参加対象者は3~5年目の診療放射線技師として「長く務めたい職場」をテーマに、同世代の方々とグループワークをきっかけにしてコミュニケーションを図り、AMG内の横の繋がりを深め、モチベーションをアップすることを目的としました。

まず初めに、吉井部長より「情報提供(各地域の医療機関統廃合・職員処遇改善など)、セミナーの意図(今までの振り返り・考える時間・今後に向けて・年代別スケジュール)、今日のテーマ(長く勤めたい職場と勤められる職場)」について、講演をしていただきました。

次に運営委員と参加者とで、出身地、趣味、意気込みなどを、似顔絵と共に自己紹介しました。

その後、運営委員1名と参加者4~6名で、グループワークを始めました。事前に準備したパワーポイントを使用し「こういう職場で働きたい、こういう職場では働きたくない、フリートーク、長く勤めたい職場とは」の項目について、約1時間の話し合いを行い取り纏めていただきました。

その後に各班の代表者による発表があり、人材育成委員会の幹事である佐々木技師長と放射線部 吉井部長より総括をしていただきました。

コロナ禍の状況によりWeb開催となってはしまったが、参加者全員がグループワークで活発に意見を交わすことができ、色々な事を共有したと思います。

当初の目的でもある横の繋がりも多少は深まったと思われますが、次回は更に深めるために、よりコミュニケーションの取り易い会場での開催ができることを願います。

第6回AMG放射線部リフレッシュセミナー 第6回AMG放射線部リフレッシュセミナーå

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第30回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:2022年7月25日(月)14:05~16:45
場所:リモート研修会
報告者:小田 陽一

今回のCT技術研究会では、整形外科領域をテーマとした以下の3演題の講義と

「整形領域における撮影条件、画像処理、画像表示」  上尾中央総合病院 嶋崎 恭介

「当院の脊椎領域におけるCT撮影法と症例」  彩の国東大宮メディカルセンター 大森 貴文

「下肢領域~膝関節、下腿、足関節~」  東川口病院 岩下 修也

初めての試みとして、ディスカッション形式の演題

「整形外科領域Case Study~みんなでディスカッションしよう~」

を企画して開催しました。

「整形領域における撮影条件、画像処理、画像表示」では、撮影条件や画像処理が画像のどの因子に影響を及ぼすかなどが幅広く説明され、整形外科領域においては、どの点に注意する必要があるのかを初学者でも理解しやすいように解説していただきました。

「当院の脊椎領域におけるCT撮影法と症例」では、脊椎領域の撮影時注意点、好発部位に関する症例、治療法についてと、金属などのアーチファクトを低減させるのに有用なものであるGSI、MARの解説もしていただきました。

「下肢領域~膝関節、下腿、足関節~」では、ポジショニング時にセンターを外すことが多い部位であるため、ポジショニング時の工夫についてと、骨折分類を踏まえながら症例を提示し、下肢領域において詳細な解説をしていただきました。

「整形外科領域Case Study~みんなでディスカッションしよう~」では、各演者が整形外科領域における稀な症例を持ち寄り、CT画像のみではなく一般撮影画像などから、参加者にQ&A方式で質問を行い、その回答を元に座長と演者が進行していき、最後には座長がチャットへ送られたコメントから演者全員とディスカッションをしました。

やはり受動的な講義とは異なり、参加者達は積極的な姿勢となった。改善の余地もあるが、リモート開催における初めての試みとしては、成功だったと思います。

WEBでの開催であり、多少の音声やスライドに関するトラブルはあったが、大きな問題はなく進行されました。前回同様、今後の運用を見据えてポータルサイトを利用した参加申込、アンケート、出席確認の試験運用を実施しました。事前の参加登録が必要で当日の急な参加者は、登録やアンケートに答えられないことなど、運営における問題点が発生したため、今後の検討で改善したいと思います。

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第21回AMG放射線部MRI技術研究会

日時:2022年7月2日(土)14:00~16:15
場所:リモート研修会
報告者:石川 応樹

第21回となるMRI技術研究会は、69名の参加者を集い開催されました。

基礎講座①「画像コントラスト(パルスシーケンスの基礎)」としてフィリップス・ジャパン 竹元様よりご講演いただきました。

SE法とFSE法でのコントラストの違いや各パラメーターを変更した際のコントラストの違い、MT効果とj-couplingなどの現象への影響からのコントラスト変化などをご解説いただきました。

Echo-spaceを短くするとmotionには強くなるが脂肪の信号が高くなりコントラストが変化するとの事など、とても勉強になる内容でした。

基礎講座②「MRI造影剤について」として彩の国東大宮メディカルセンター 數藤様よりご講演いただきました。

従来、造影検査後の授乳に関しては制限をしておりましたが、現在では母乳への移行は少ないとの事から、制限の必要はないとの見解に至っています。また、他検査への影響についても解説していただき、検査の予約順序についても理解することが出来ました。

臨床講座「肩関節について」として、上尾中央総合病院 木下様よりご講演いただきました。

肩関節の解剖、基本的な撮像シーケンス、代表的な疾患及び症例について解説していただき、特に解剖に関しては、安定性に寄与する組織に重点を絞った内容でお話していただきました。

ディスカッション「肩関節のプロトコル調整について」では、各施設より膝関節の撮像シーケンス、ポジショニングのコツ、アーチファクト対策、追加撮像についてご紹介いただきました。

今回も、基礎講習2演題、臨床1演題、ディスカッション1演題にて構成したところ、参加者へのアンケート結果からは好評を頂けたと感じております。

今後もアンケート結果を基に、大勢にご参加を頂ける研究会を目指していきたいと思います。

第21回AMG放射線部MRI技術研究会 第21回AMG放射線部MRI技術研究会

第21回AMG放射線部MRI技術研究会

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第18回AMG放射線部MMG技術研究会

日時:2022年6月9日(土)15:00~17:00
場所:リモート研修会
報告者:中村 哲子

今回のMMG技術研究会はリモート形式による開催となり、聞いていて飽きない、新人が興味を持てるような内容を意識して準備しました。新人教育に重きをおいた多彩なプログラムが、構築できたと思います。

新入職員に対するMMG撮影の技術指導は、熟練の技と知識を必要とします。当研究会では、より効果的な指導方法を目的として、動画でのポジショニング講習を取り入れています。

前半の講演では「ポジショニング」の基礎、方法、画像評価法など、基礎的な乳房の解剖、ポジショニングや症例を中心に解説しました。

後半の講演では、受講者参加型にて「マンモグラフィ」の読影を分かりやすく解説しました。

第18回AMG放射線部MMG技術研究会 第18回AMG放射線部MMG技術研究会
第18回AMG放射線部MMG技術研究会 第18回AMG放射線部MMG技術研究会

当研究会は、撮影技術が問われる乳房撮影において、新人教育の一助となるべく様々なご相談にも対応できるように、今後も尽力していきたいと考えていますので、皆様のご参加をお待ちしております。

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第36回AMG放射線部 合同研修会

日時:2022年5月14日(土)14:00~16:30
場所:リモート研修会
報告者:中橋 義秋

第36回目となる合同研修会は、157名の参加者を集いリモート開催されました。

吉井部長の開会挨拶では、2021年度の放射線機器更新実績と計画、今後のグループ中長期計画、2022年度放射線部Visionについての説明が為されました。

特に取り組むべきものとして、早期での告示研修の受講推進、e-ラーニングを活用した教育システムの再構築、次世代を担う人材の育成にて世代交代の推進をするという考えが示されました。

そして、4月より昇格された技師長就任者1名、昇格者10名の紹介と挨拶に続き、新入職者32名の初々しい自己紹介が行われ、放射線部における各委員会·技術部会の担当幹事による、2021年度活動と2022年度活動計画も報告されました。

本日の講演は4題あり、装置メーカーによる最新技術のトピックに関しての講演では、フォトンカウンティングCTについて、次世代のCdTe検出器の解説があり、それによる高精細·高分解能な画像を見せていただきました。手根骨の骨梁や耳小骨等、細かな骨が精細に映し出されたのを目の当たりにして、CT装置の、新たな可能性を感じさせる内容でした。

続く講演では、AMG放射線部職員による講演が行われました。

『告示研修について』 上尾中央総合病院 茂木 雅和

『CT撮影の基礎~頭部画像を用いて~』 上尾中央総合病院 菱沼 寛訓

『頭部MRI』 三郷中央総合病院 松村 裕太

第36回AMG放射線部 合同研修会 第36回AMG放射線部 合同研修会

告示研修における解説では、基礎研修と実技研修の受講を早期に経て、アップデートを推進するという内容でした。

教育講演はCT·MRIの基礎に関する内容でした。

CTでは頭部のコントラストやWW/WL設定の解説、代表的な症例としての急性期脳梗塞(Early CT Sign) 、くも膜下出血を取り上げての解説となりました。

MRIの方では、頭部画像で各種強調画像の成り立ち、各疾患での特徴的な所見、急性期脳梗塞に対するMRIの役割と静注血栓溶解療法について等、症例を提示しながら解説していただきました。

教育講演に提示されたスライドは、新入職員にも分かりやすく作成されていて、解説も丁寧であったため、とても分かりやすい内容でした。

各講演において、参加者からは積極的に質問があり、非常に有意義な研修会であったと思われます。

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第11回AMG放射線部 新入職員研修会

日時:2022年4月8日(金)11:50~16:45
場所:大宮ソニックシティビル
報告者:川島 修一

本日は新たに仲間となる新入職員32名を大宮に迎えて、新入職員研修会が開催されました。

研修内容は以下のとおりで、はじめにAMG協議会本部 吉井部長より放射線部の概要を解説して頂きました。

第11回AMG放射線部 新入職員研修会

AMG組織図の解説では、社会人としてAMG職員として、必要なことを具体的に教えて頂きました。
社会人になって初めて経験するであろう、名刺の見方等については、とても興味深いものでした。

放射線部の解説では、施策や動向、vision、診療報酬や個人目標、テクニカルサポートについて 幅広い内容を分かりやすく丁寧に解説して頂きました。
日本診療放射線技師会のクリニカルラダー(知識レベルを全国統一の物差しで計る)についてもトピックスとして紹介して頂きました。

後半では、新入職員に『とにかく3年間は頑張りきろう!』と声を掛けられていました。
今までの経験上、3年間に培われるものがとても重要になるというお話でした。
そのなかで、まずはやりたいことを見つけよう(研究・教育・モダリティ等)と・・・
そして次に、将来的に進む方向性を探そう(ジェネラリスト・スペシャリスト・マネージャー等)と・・・。

新入職員にとって、モチベーションを上げるとても貴重な時間になりました。

第11回AMG放射線部 新入職員研修会 第11回AMG放射線部 新入職員研修会
第11回AMG放射線部 新入職員研修会 第11回AMG放射線部 新入職員研修会

続いて、三郷中央総合病院 中山技師長より、社会人・診療放射線技師として必要な実践的接遇について講義をして頂きました。
 接客との違いや、患者様へのサービスが掛け算となって還元されること等、図を取り入れたスライドで分かりやすく教えて頂きました。また、身だしなみ・挨拶・表情(マスク)についての解説では、現況を加味したマスクに合い、表情も分かりやすいヘアースタイルを紹介して頂きました。
 また、患者様への態度として
傾聴 → 目線を合わせる、ポジショニング → 声を掛けて触る 等、ユマニチュードを用いての解説やクレームの対処方法として、言い訳をしないということ等、直ぐに実践できることを教えて頂きました。
 次に、伊奈病院 佐々木技師長より、造影剤の基礎知識と安全管理について講義をして頂きました。
検査に用いられるものは薬剤であっても、診療放射線技師として知っておかなければならないという観点から造影剤の種類や取扱いについて、添付文書の見方等も交えて学びました。
 また、造影剤による副作用発生時の実体験を聞くことで、その怖さも知ることできました。
その上で、佐々木技師長から『薬剤の情報は日々更新されるので、自ら得るようにして下さい』と提言されました。
 最後に、上尾中央総合病院 佐々木 健係長より、放射線被ばく管理と目標管理について講義をして頂きました。
 放射線被ばくを新型コロナウィルスに置き換え、CIAMS症状を引き合いに出し〝 何事も理解をすることが大事 〟だということをテーマとして解説して頂きました。
新型コロナウィルスの確証のない情報によって不安となったりすることのないように、信頼度の目安となるエビデンスレベル(証拠となるレベル)を知って理解しなければならない。
放射線被ばく管理も同様で、診療放射線技師として専門家として、放射線被ばくについて理解をしていれば、何かあった場合にも、対応が可能であるとの内容でした。
講師より新入職員に意見を求める場面もあったが、放射線被ばくを新型コロナウィルスと置き換えたことで様々な意見を聞ける参加型の講義となった。
続いて目標管理についてもお話があり、人が動くには〝楽しい〟が必要であるので、まずは〝わかる・できる〟を目標としよう。それが身に付いたら、次は最適な難易度を目標にして〝試す〟ことをアドバイスして頂きました。
人生と仕事の目標をどちらも持つことを提案され、目標シートにそれを書き込むためだけの時間を作ることを勧めていたのが印象的でした。
 講義の後には感染予防対策をしっかりとしたなかで、新入職員の自己紹介が行われ、グループワークが行われました。テーマを「理想的な医療人(社会人)とは」「自身が目指す診療放射線技師」として、少人数グループに分かれ、個々より意見を抽出したものをグループ内で共有、分類した意見を整理して纏めてもらいました。
グループワーク中の新入職員は積極的に意見を出しながら、時には表情を柔らかくして話し合っていました。
短時間でしたが、最後には各グループより新鮮ながらもしっかりと纏められた発表があり、吉井部長も感心されていました。
 最後に佐々木技師長より本日の総評があり、新入職員に激励のお言葉も頂き閉会となりました。
新入職員にとっては、同期入職者との横の繋がりともなる機会になり、社会人として医療人として診療放射線技師として、とても大事なことを学べた時間になったと思います。
 先ずは3年間を一生懸命に頑張って下さい!お疲れ様でした。

第11回AMG放射線部 新入職員研修会 第11回AMG放射線部 新入職員研修会
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