教育・研修

第9回AMG放射線部 消化管技術研究会

日時:平成29年3月17日(金)15:00~17:00
場所:八潮中央総合病院
報告者:吉本 一彦

第9回となる消化管技術研究会は、参加者24名を集い「より安全な消化管検査のために」というテーマで開催されました。
初めに造影剤の基礎知識として、バリウム製剤による消化管穿孔・閉塞やアレルギーについての講座がありました。バリウムを誤嚥してしまった場合の対処法である、ハッフィングやスクイージング・タッピングの具体的な方法について詳細にスライドで示し、とても分かりやすい内容でした。

次に八潮中央総合病院からは、健診センターの胃X線検査手技と実際に受診者が誤嚥した症例についての原因と経過の説明がありました。誤嚥の際に技師が冷静に対応するためには、対応フローチャートの重要性を再認識しました。

最後は越谷誠和病院より、胃X線検査で発見された症例報告がありました。
症例: 50代男性 前庭部後壁のⅡc+Ⅱa(3.5×2.5cm)Adenocarcinoma 深達度SM2癌が発見される約1年前の胃X線検査と比較して、画像や撮影手技について討論しました。
『1年前の検査では二重造影法による発見は難しいと思うが、圧迫撮影法で発見できなかったか?』等を自身の技術と知識を出して熱心に話し合う場となり、今後の業務に生かされるとても良い症例検討会となりました。

後も技術向上のため、様々な視点をテーマにして消化管技術研究会を運営していきます。

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第13回AMG放射線部 埼玉東ブロック研修会

日時:平成29年3月3日(金)18:45~20:00
場所:八潮中央総合病院
報告者:本田 千晴

平成28年度AMG放射線部埼玉東ブロック研修会は、業務後の開催ながら42名の技師が参加しました。
吉本技師長の挨拶では、各施設の被曝線量の測定値を比較し、今後も適正線量で撮影を行い患者様の被曝低減に繋げられるように提言なされました。

メーカー講演は、富士フイルムメディカルによるデジタル画像の線量管理についての解説でした。
その後、新製品の超軽量移動型デジタルX線撮影装置の実機によるデモがあり、サイズダウンされた最新のポータブル装置に参加者は強い関心を示していました。

施設演題による発表は2題ありました。
最初に新しく導入したMRI装置と旧装置による画像の比較と検討したことについて発表されました。
続いて、高齢者胸部座位撮影時に使用する車椅子を改造することで、安全に再現性の高い画像を得ることが出来るアイデアが紹介されました。
どちらも、活発な質疑応答が交わされ、とても勉強になる内容でした。

今後も埼玉東ブロック研修会を通じて、各施設との情報共有を図り、切磋琢磨していきたいと思います。

第12回AMG放射線部 埼玉東ブロック研修会 第12回AMG放射線部 埼玉東ブロック研修会

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第9回AMG放射線部 千葉ブロック研修会

日時:平成29年2月18日(土)15:30~17:10
場所:柏厚生総合病院
報告者:梅原 克弘

今回、千葉ブロック研究会は柏厚生総合病院にて33名の参加者を招いて開催されました。
メーカーによる講演では、最新のMRI装置を紹介して頂きました。パラレルイメージングやSMS(Simultaneous Multi-Slice)などを用いて高速撮像化をしているという解説を詳細に聞くことが出来ました。

各施設による演題発表では、船橋総合病院による珍しい症例報告があり、胆石イレウスと脳膿瘍の経過と技師がすべきこと等について学びました。勝田病院からはMRCPにおいて、良質な画像を得るために検討したことについての報告がありました。千葉愛友会記念病院からは後足部撮影法(cobey)について、適切なポジショニング法とその画像の有用性について学びました。柏厚生総合病院からはASOに対する下肢動脈撮影法においてCT値の均一性を高めるために検討したことについての報告がありました。最後に津田沼中央総合病院からはSEMAC使用により金属アーチファクトの低減が可能だが、使用には注意点があり安全面での配慮が必要であることを学びました。

メーカーによる講演、各施設からの発表は業務における質の向上に繋がるものでした。他施設との情報交換も行うことができ、大変有意義な研修会となりました。

第9回AMG放射線部 千葉ブロック研修会 第9回AMG放射線部 千葉ブロック研修会
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第18回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:平成29年2月17日(金)15:00~17:00
場所:ソニックシティビル
報告者:佐藤 栄一

今回は大宮駅より徒歩3分の会場にて、27名の参加者を集い開催されました。
最初に稲見技師長より、造影剤腎症を踏まえたCT造影剤の副作用についてのお話より始まりました。

基礎講演は内容として、3つのテーマに分かれていました。
CT装置の誕生から現在までの歴史についてはじまり、発がんリスクに関わる被ばくの定義・評価について、CTDIにおける各メーカーの統一基準、DLPの考え方を聞きました。
最後には、X線被ばく低減アプローチの技術について、ハード面の進歩とソフト面での最先端技術を紹介して頂きました。

施設演題では、3つの発表がありました。
「線質効果とは?」では、ビームハードニング効果の影響とそれを補うための再構成フィルタについての説明があり、低エネルギー成分補正によるCT値の変化を分かりやすく解説して頂きました。
「低被曝冠動脈CTの検討」では、被ばくを低減させる技術の紹介と問題点を教えて頂きました。
30〜50%まで低減できるmA modulation と さらに低減できる minimum dose  については詳細な説明をして頂きました。
「非造影下肢静脈瘤CT撮影法についての検討」では、造影せずにvarixを描出する方法を教えて頂きました。自主制作のファントームを用いて評価を行ない、電圧の変化の影響を導き出して適正条件を割り出していました。VR画像もあり、とても分かりやすい内容でした。

最後の質疑応答は、積極的に学ぶ参加者達により、閉会時間まで行われました。

第18回AMG放射線部 CT技術研究会 第18回AMG放射線部 CT技術研究会 第18回AMG放射線部 CT技術研究会

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第10回AMG放射線部 MRI技術研究会

日時:平成29年2月10日(金)15:00~17:00
場所:GEヘルスケアジャパン
報告者:二本栁 掌一

第10回MRI研究会は26名の参加者で行われました。今回は、ジュニアに向けた最新技術を理解する内容となりました。

講座①ではMRIの基礎と称して、脂肪抑制技術の進歩と、動きのある患者様に対する抑制技術の進歩等、実際の現場でも使用されている内容を分かりやすくご講演して頂きました。
脂肪抑制技術に関しては、磁化率の違いが大きな部分での脂肪抑制効果はあまり良くなかったが、励起パルスや周波数を複雑に変調させられる技術の進歩により、脂肪抑制効果が格段に上がっている。
水抑制においても、一度の撮影で収集できる技術が使用されるようになってきている。
患者様の動きに対する抑制技術に関しても、データ収集技術の進歩による効果が期待でき、欠点とされていた検査時間も短縮されていくと思われます。

講座②では、MRIの最新技術を講演して頂きました。検査中における音に対しては会話が出来るまでの静音技術の開発や、一度に複数のシーケンスが撮像できる技術の開発等、様々な最新技術について分かりやすくご講演して頂きました。

施設演題発表では、柏厚生総合病院による『3テスラMRI導入・設置』についての報告がありました。3テスラのMRIも近年普及してきていて、AMGでも3台目の導入となります。
MRIの選定方法や導入過程・機器の搬入、苦労した点などを写真も交えて教えて頂きました。
今後の参考となる報告でした。

今回の内容もとても良いものばかりで、非常に有意義な研究会となりました。

第10回AMG放射線部 MRI技術研究会 第10回AMG放射線部 MRI技術研究会

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第19回AMG放射線部 神奈川ブロック研修会

日時:平成28年11月5日(土)16:00~17:30
場所:島津製作所 横浜支店
報告者:吉野 裕彦

平成28年度の神奈川ブロック研修会は、横浜にて20名の参加者で開催されました。
メーカー講演では株式会社島津製作所様の御協力により、「島津X線TV装置の最新アプリケーション紹介~トモシンセシスから骨密度測定まで~」の講演をして頂きました。トモシンセシスはCT検査の苦手としているところの補完の有用性が高く被曝も少ないとの事です。整形外科領域分野だけではなく消化器内視鏡分野、呼吸器系分野からの期待も高いそうです。また、世界で初めて透視装置を使って骨密度を測定出来る装置です。低線量の透視を使ってポジショニングが出来て、一部位の測定スキャン時間は約10秒で測定出来ます。腰椎と股関節両部位が約20秒で測定出来るので、寝るのが辛い患者様でも負担が少なくて済むのは素晴らしい事だと思われます。今後もっと進化して行くのではという期待感の高い装置だと思いました。

演題発表では合計4演題の発表があり、些細な疑問でも発言が出来て活発な質疑応答が行われました。

今後も神奈川ブロック研修会を継続し、各個人のスキルアップ、各施設間での情報共有を図っていきたいと思います。

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第8回AMG放射線部 MMG技術研究会

日時:平成28年11月1日(火)15:00~17:00
場所:島津製作所 東京支社
報告者:中島 有里

今年度2回目のMMG技術研究会は、15人の参加を迎えて開催されました。
開会の挨拶として田中部長より、当グループ病院における近年のMMG検査増加傾向と装置設置状況などについてお話をして頂きました。

メーカーによる講演『乳癌診断における乳房専用PET装置の可能性』では、Elmammoという乳房専用PET装置についての説明がありました。乳房を挟んで撮影をするPET装置とは違い、腹臥位の状態で寝台にある穴から乳房を下垂させた状態での検査になります。また、全身用PET装置より分解能が非常に高く、5mmの病変を発見することが可能だそうです。

八潮中央総合病院の施設演題では、新病院になってからの取り組みについて説明がありました。
外来や健診での予約と予約外の患者さんの全ての窓口を放射線科でまとめたことで、放射線科での待ち時間の短縮に成功し、予約外の方には他科の受診や別の検査を空き時間に行ってもらうことも可能になったそうです。また、MAMMOMAT Inspirationの使用経験として再撮レポートを作り、一定期間分をまとめて検討することで、悪いところを見直す仕組みを作り上げていました。

マンモディーテ(マンモグラフィ読影診断ワークステーション)の説明はデモ機を用いて行われました。MMGの専用ビューワーではなく、乳腺診療専用のシステムであり、読影レポートは予め設定されているシェーマを選択し該当部位に張り付けるだけで、文字は自動入力されます。従来のチェックボックス式のレポートとは大きく異なり、大幅に時間の短縮が可能になると考えます。統計処理やモニタ―の日常管理までをこのシステムで簡単に行うことが出来るため、MMG装置施設認定のことも考えられていて、とても興味深いものでした。

第8回AMG放射線部 MMG技術研究会 第8回AMG放射線部 MMG技術研究会
第8回AMG放射線部 MMG技術研究会 第8回AMG放射線部 MMG技術研究会

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第8回AMG放射線部 消化管技術研究会

日時:平成28年9月21日(金)15:00~17:00
場所:八潮中央総合病院
報告者:小泉 光剛

第8回AMG放射線消化管技術研究会は参加者25名を集い、八潮中央総合病院にて開催されました。今年度1回目はビギナー向けの内容となりました。

基礎講座『硫酸バリウムの基礎知識及び最新の高濃度バリウム造影剤』では、硫酸バリウムの粒子の組成、添加物がバリウム製剤にどのような影響を及ぼすかを講義に加え、実験も交えて行いました。
バリウムでの実験は目新しい物で、参加者は積極的に実験を行っていました。

『基準撮影法のポイント』~瀑状胃なんて怖くない~では、ビデオにて実際の患者様の動きと透視画像を同時に画面に映しながら講義が行われました。瀑状胃は通常の撮影とは違うところがあり、実際の業務にすぐに活かされる内容でした。

撮影技術検討会『上部消化管検査の不良画像について』では、不良画像の何がいけないのか、どうすれば良い画像になるのかを実際の画像から検討しました。ビギナーだけではなく消化管の検査に長く携わっている方にも勉強になりました。

東川口病院からの症例報告『腸重積を合併した脂肪腫の一例』は透視画像を動画で見ることにより状態や整復の手技、治療後までを見ることができたので、とても為になりました。

消化管技術研究会では、日常の業務に役立つ研究会を開催しています。
今後も職員が参加したいと思えるような会を作っていきたいと思います。

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第9回AMG放射線部 MRI技術研究会

日時:平成28年7月8日(金)15:00~17:10
場所:フィリップスエレクトロニクスジャパン本社
報告者:二本栁 掌一

第9回AMG放射線部 MRI技術研究会は、24名の参加者を集い開催されました。
本年度1回目となる研究会の内容はジュニアレベルに向けた“MRIの基礎”がメインとなりました。

MRI基礎知識講座では、原理から始まり、どのようにして画像が作られているかを講演して頂きました。目に見えない部分をイメージ動画にして説明して下さったことで、分かりやすく理解する事ができました。

次のMRI知識講座では、最新のMRI機器の現状や撮影技術についてのご講演して頂きました。MRI検査時に発生する大きな音や装置の圧迫感は患者様の苦痛となりますが、現在の技術では発生する音量がかなり抑制されてきており、患者様に落ち着いて検査を受けて頂けるように、検査室内に風景動画を写したり照明を様々な色に変化させたりと、検査室内の工夫も進められています。また、技術面においても神経系の抽出が進んできており、診断治療および手術にも大きく役立ってきています。

最後の施設演題では、メディカルトピア草加病院より『骨盤臓器脱 術前MRIの検討』についてご講演して頂きました。MRI検査によって臓器を囲んでいる筋の状態の把握ができるので、手術に大変役立つことが分かりました。また、独自に撮影台を作成する 等の撮影の工夫についても教えて頂きました。解剖から手術内容までの詳細な内容でとても勉強になりました。

今回の研究会はMRIの基礎から最新MRIの情報までに及ぶ内容となり、非常に有意義な研究会となりました。

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第1回AMG放射線部 リフレッシュセミナー

日時:平成28年6月18日(土)~6月19日(日)
場所:AMG軽井沢荘
報告者:遠藤 敏弘

平成28年6月18(土),19日(日)の2日間に渡り、AMG軽井沢荘にて診療放射線技師歴3~5年目の一般職を対象にリフレッシュセミナーが開催されました。この年代は,自分の仕事にも慣れ、新人を教育する立場に変わる時期でもありますが、同時に個々のやる気に差が出始め、離職率が上がる時期でもあります。そこで、グループ内の同世代技師が集まり、抱えている悩みを共有・相談・解決することでモチベーションupを計ることを目的としてこの会を設けました。事前に対象者46名よりアンケートを取り、当日は各施設から計20名の参加となりました。

前半のグループディスカッション(ワールドカフェ方式)では、4グループで『自分自身の今後の成長(将来像)』『教育について』の2テーマを話し合い無造作に模造紙に意見を書き込みました。その際に女性だけのグループを作ったり、途中で席替えをしたことで同世代という事も重なり、初めて顔を合わせる人が殆どであるにも関わらず、活発な意見交換がなされていました。
後半はナイトセミナーと称して、事前アンケートのフィードバックとともに、その中から取り上げたいテーマを抜粋して、フリーディスカッション形式を用いて全員で意見交換をしました。前半よりもリラックスしていて、さらに活発な意見交換がなされたような気がします。そして、翌日には各グループより様々な角度から意見を発表する事ができました。

参加者の感想には"同世代で話しやすい環境の中、同じような悩みを相談して解決の糸口が見え、明日からまた頑張ろうという気持ちになった" "同世代の意見は良い刺激になり、自分の目標が見えてきた"という意見が多くありました。今後も一般職からの意見も取り入れ、AMG放射線部の職場環境を整えていきたいと思います。

第1回AMG放射線部 リフレッシュセミナー

第1回AMG放射線部 リフレッシュセミナー 第1回AMG放射線部 リフレッシュセミナー
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第7回AMG放射線部 MMG技術研究会

日時:平成28年6月10日(土)15:00~17:00
場所:上尾中央総合病院
報告者:中島 友里

第7回AMG放射線部MMG技術研究会が上尾中央総合病院放射線技術部にて行われました。
今年度初回開催のため、MMG初心者向けの講義と実技演習を行いました。

3年目の初心者講習ともなると、参加者全員がMMG認定資格を未取得であり、撮影もしたことが無い方が来られるなど、不安と興味とが入り混じった雰囲気の中で講義は始まりました。
MMGは乳房の可動部位を最大限に利用しての撮影になるため、ポジショニングの際は腋窩と乳房下部、乳頭の3点の位置決めが非常に重要になってきます。脂肪性の乳腺像となっても、退縮した乳腺は残っている為、病変の拡がりなどを把握するには乳腺葉が綺麗に描出されるようなポジショニングでなくてはならないこと、MLO撮影とCC撮影のブラインドエリアと補填関係、撮影の合格基準、圧迫撮影の必要性と被験者への協力の得方なども勉強しました。

実技では撮影者の手の使い方が何度も説明され、指先だけの点では触らず、手全体を使って面でポジショニング出来るようにファントムを使用して何度も練習が行われました。これからMMGを始める方には撮影の流れがイメージ出来るような被験者の誘導の仕方を、既に撮影をされている方には細かいチェックポイントを追加する等、翌日からでも日常業務に使える内容を勉強しました。

MMG技術研究会は、その内容が各病院の放射線技師に活かされ、更なる応用への足がかりとなってくれるような講義を今後も目指して参ります。

第7回AMG放射線部 MMG技術研究会 第7回AMG放射線部 MMG技術研究会 第7回AMG放射線部 MMG技術研究会

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第17回AMG放射線部 CT技術研究会

日時:平成28年5月27日(金)15:00~17:00
場所:ソニックシティビル
報告者:佐藤 栄一

大宮駅より徒歩3分にある会場に30人が集まり、第17回AMG放射線部CT技術研究会は開催されました。
田中部長より、開会挨拶とAMGと放射線部の前年度収入について、実績データを基に解説して頂きました。また、現在のモダリティの稼働状況についても説明がありました。

基調講演では、緊急時に起きる造影剤の副作用について、管理の主点で講演していただきました。
造影前の問診でのリスクの洗い出しと、対応方法などがとても重要になります。また、副作用が起きた場合の対処方法やマニュアルの整備など、有事に対する初動が整備されていることが大切となることを教えて頂きました。

施設演題では、3演題がエントリーされました。
「低コントラスト分解能とは」では、CT値の差が低い物質中でのコントラストであり、特にノイズの影響を受けやすいと説明、そのノイズの影響と評価方法を実測した報告でした。
「急性腹症~解剖から知る消化管穿孔と画像診断~」では、消化管穿孔の症状や原因について説明があり、それに伴いCTでの読影ポイントの講演がありました。ポイントとしてfree airの有無を確認することが大切となり、windowを広げ肺野条件にするとこで、airを見つけやすくするとのことです。
症例を交えて読影のポイントを説明、患者の主訴と血液データの情報があると、読影精度が上がると発表されていました。
「当院の頸部CTAの取り組み」では、頸部CTAのVR画像を描出する方法の検討が発表されました。Subtraction方法が有効と考え、評価を行っていました。利点としては骨や石灰化に覆われている血管も明瞭に描出できる。欠点は体動に弱く、被曝量増加が挙げられていました。

短い時間でしたが、今回も充実した内容の研究会となり、日々の業務に生かしたいと思います。

第17回AMG放射線部 CT技術研究会 第17回AMG放射線部 CT技術研究会 第17回AMG放射線部 CT技術研究会

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第31回AMG放射線部 合同研修会

日時:平成28年5月14日(土)15:00~17:45
場所:島津製作所(東京支社)
報告者:遠藤 敏弘

第31回AMG放射線部合同研修会が島津製作所東京支社にて、134名の参加者を集い開催されました。
AMG放射線部 田中部長より開会の挨拶と平成27年度業績報告と平成28年度年間計画が報告されました。続いて、平成28年度放射線部の昇格者と新入職員の紹介があり、今年度は10名の昇格者と17名の新入職員を迎える事が出来ました。
AMG放射線部の各委員会(5委員会)より平成27年度の活動報告と平成28年度の活動計画を発表がありました。

特別講演では「日本の医療提供体制の方向性と診療報酬改定の大きな視点-診療放射線技師の技術評価は可視化されているのか―」をテーマに一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)経済部会部会長 野口 雄司 先生にご講演頂きました。

2025年に医療提供体制が大きく変わることが国から通達されているが、それらの難しい内容を分かりやすく、お話して頂けました。診療報酬の制定の際に、少しでも放射線技師の技術評価が明記されるように可視化を目指すとの事でした。短い時間でしたが、とても重要なお話を聞くことができました。

その他にも、AMG放射線部にて構成された各委員会の活動報告と島津製作所による講演もあり非常に有意義な時間を過ごすことができました。

第31回AMG放射線部 合同研修会 第31回AMG放射線部 合同研修会 第31回AMG放射線部 合同研修会

第31回AMG放射線部 合同研修会

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第5回AMG放射線部 新入職員研修会

日時:平成28年4月7日(木)9:30~17:00
場所:上尾中央総合病院 D館4 階 食堂
報告者:梅原 克弘

平成28年度入職者17名を迎えて、第5回AMG放射線部新入職員研修会が上尾中央総合病院において開催されました。
挨拶では田中部長より「放射線部の概要、目標管理」をテーマに、医療経済学やAMG放射線部の役割病院職員としての心遣い、診療報酬について 等、多視点よりお話を頂きました。

続いて、優位な人財を育てるクリニカルラダーの説明や社会人としての接遇、放射線被曝や造影剤の危険性とその安全管理、放射線治療についての講義から、リスクに対する医療安全、医療情報ネットワーク、個人情報保護、診療報酬についてまでと、幅広い内容の講義が続きました。専門分野のみならず医療人として必要な接遇や安全管理の重要性を学べた本研修会は新入職員にとって充実したものになったと思われます。

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